Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

ファイアウォールの設定

このタスクでは、システムをネットワークリレーとして安全に使用できることが保証されます。「ファイアウォールシステム」で説明しているように、このタスクでは、ファイアウォール専用システムが設定され、内部ネットワークが外部の公共ネットワークから保護されます。このファイアウォールシステムでは、ネットワークが 2 つに分割されます。このとき、分割された各ネットワークは、互いに信頼されないネットワークとして通信します。ファイアウォールの設定タスクによって、インターネットプロトコル (IP) パケットを転送できなくなります。ファイアウォールによって、ルーティング情報も外部ネットワークから見えないように隠されます。

ファイアウォールのタスクはすべてのセキュリティーレベルで実行されますが、ファイアウォールとしての本来の機能は最上位レベルでのみ動作します。ASET を高セキュリティーレベルで実行するときでも、システムにはファイアウォール保護が不要であることがわかった場合は、asetenv ファイルを編集してファイアウォールタスクをはずすことができます。

行われた変更はすべて firewall.rpt ファイル内にレポートされます。