Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

監査証跡の格納

「監査ディレクトリ」はバイナリ形式で監査ファイルを保持します。通常のインストールでは、多くの監査ディレクトリが使用されます。すべての監査ディレクトリの内容は、「監査トレール」で構成されています。監査レコードは、次の順番で監査ディレクトリに格納されます。

ディレクトリは、audit_control ファイルに指定されます。各ディレクトリは、上記の順番で前のディレクトリがいっぱいになるまで使用されません。ディレクトリエントリのリストを含む注釈付きの audit_control ファイルについては、例 30–3 を参照してください。

監査ファイルをデフォルトの監査ルートディレクトリに配置すると、監査証跡を確認する際に役立ちます。auditreduce コマンドは、監査ルートディレクトリを使用して監査証跡内のすべてのファイルを検索します。デフォルトの監査ルートディレクトリは /etc/security/audit です。このディレクトリは、/var/audit に象徴的にリンクされています。/var/audit/hostname /files という名前のディレクトリにある監査ファイルは、auditreduce コマンドで簡単に見つかります。詳細は、auditreduce コマンド」を参照してください。