Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

Procedureファイルアクセス権を記号モードで変更する方法

  1. ファイルまたはディレクトリの所有者でない場合は、スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    現在の所有者またはスーパーユーザーだけが、chmod コマンドを使用してファイルまたはディレクトリの所有者を変更できます。

  2. アクセス権を記号モードで変更します。


    % chmod who operator permissions filename
    
    who

    アクセス権を変更する対象となるユーザーを指定します。

    operator

    実行する操作を指定します。

    permissions

    変更するアクセス権を指定します。有効な記号の一覧は、表 6–5 を参照してください。

    filename

    ファイルまたはディレクトリを指定します。

  3. ファイルのアクセス権が変更されていることを確認します。


    % ls -l filename
    

例 6–3 アクセス権を記号モードで変更する

次の例では、その他のユーザーから読み取り権を削除します。


% chmod o-r example-file1

次の例では、ユーザー、グループ、およびその他のユーザーに、読み取り権と実行権を追加します。


$ chmod a+rx example-file2

次の例では、グループに読み取り権、書き込み権、および実行権を割り当てます。


$ chmod g=rwx example-file3