Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

Procedureプロセッサセット間で CPU を移動する方法

  1. スーパーユーザーになるか、Process Management プロファイルが含まれている役割を引き受けます。

    System Administrator 役割には、Process Management プロファイルが含まれています。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。

  2. 2 つの CPU を pset1 から pset2 に移動します。

    from 文節と to 文節は、どの順序で使用してもかまいません。to 文節と from 文節は、1 つのコマンドにそれぞれ 1 つだけ使用できます。


    # poolcfg -dc 'transfer 2 from pset pset1 to pset2'
    

例 13–3 プロセッサセット間で CPU を移動する別の方法

ある資源タイプの特定の資源の ID を指定して転送する場合は、別の構文が用意されています。たとえば、次のコマンドは、ID が 02 の 2 つの CPU を pset_large プロセッサセットに割り当てます。


# poolcfg -dc "transfer to pset pset_large (cpu 0; cpu 2)"

問題発生時の解決方法

要求を満たすための十分な資源がない場合や、指定された ID が見つからない場合は、転送は失敗し、エラーメッセージが表示されます。