zonecfg(1M) のマニュアルページの記述に従って、zonecfg コマンドを使用し、ゾーンの構成を元に戻すか、またはゾーン構成を削除します。
zonecfg ユーティリティーによるゾーンの構成中にゾーン構成に対して行なった資源設定を取り消すには、revert サブコマンドを使用します。
この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
tmp-zone という名前のゾーンを構成中に、info と入力して構成を表示します。
zonecfg:tmp-zone> info |
構成の net 資源セグメントが、次のように表示されます。
. . . fs: dir: /tmp special: swap type: tmpfs net: address: 192.168.0.1 physical: eri0 device match: /dev/pts/* . . . |
ネットアドレスを削除します。
zonecfg:tmp-zone> remove net address=192.168.0.1 |
net エントリが削除されたことを確認します。
zonecfg:tmp-zone> info |
. . . fs: dir: /tmp special: swap type: tmpfs device match: /dev/pts/* . . . |
revert と入力します。
zonecfg:tmp-zone> revert |
次の質問に yes で応答します。
Are you sure you want to revert (y/[n])? y |
ネットアドレスが再び存在することを確認します。
zonecfg:tmp-zone> info |
. . . fs: dir: /tmp special: swap type: tmpfs net: address: 192.168.0.1 physical: eri0 device match: /dev/pts/* . . . |
zonecfg と delete サブコマンドを使用して、システムからゾーン構成を削除します。
この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
次の 2 つの方法のいずれかを使用して、ゾーン a-zone のゾーン構成を削除します。
-F オプションを使用して操作を強制実行します。
global# zonecfg -z a-zone delete -F |
システムプロンプトに yes で応答し、対話的にゾーンを削除します。
global# zonecfg -z a-zone delete Are you sure you want to delete zone a-zone (y/[n])? y |