プログラミングインタフェース

固定優先順位クラス(FX クラス)

FX クラスは、優先順位が固定された横取りのスケジューリング方式です。この方式は、ユーザーまたはアプリケーションがスケジューリング優先順位を制御する必要があるが、システムが動的に調節してはならないプロセス向けです。デフォルトでは、FX クラスは TS クラス、IA クラス、および FSS クラスと同じ優先順位の範囲を使用します。FX クラスを使用すると、ユーザーまたはアプリケーションはこのクラス内のプロセスに割り当てられたユーザー指定の優先順位値を使用して、スケジューリング優先順位を制御できます。このようなユーザー指定の優先順位値は、固定優先順位プロセスのスケジューリング優先順位をそのクラス内のほかのプロセスと相対的に決定します。

スケジューラは固定優先順位ディスパッチパラメータテーブル fx_dptbl(4) の構成可能なパラメータを使用して、固定優先順位プロセスを管理します。このテーブルには、固定優先順位クラス固有の情報が収められています。