Solaris 動的トレースガイド

アクション

アクションには、DTrace プログラムと DTrace 外部のシステムの相互作用を促す働きがあります。もっとも一般的なアクションは、DTrace バッファーへデータを記録するアクションです。そのほかにも、現在のプロセスを停止するアクション、現在のプロセス上で特定のシグナルを発行するアクション、トレースをすべて停止するアクションなどがあります。こうしたアクションのうち、明確な方法でシステムに変更を加えるものを「破壊アクション」と呼びます。破壊アクションは、明示的に有効化されている場合にだけ使用できます。データの記録アクションは、デフォルトで、「主バッファー」にデータを記録します。主バッファーとバッファーポリシーの詳細については、第 11 章バッファーとバッファリングを参照してください。