DTrace スクリプトや階層化ツールを開発するとき、安定性の問題の原因を特定したり、プログラムの安定性属性のセットが適切であることを確認したりできます。属性の計算結果として、コマンド行に指定した最小値未満の三つ組が得られた場合に、D コンパイラに強制的にエラーを返させるには、dtrace -x amin=attributes オプションを使用します。以下では、D プログラムソースの抜粋を使って、-x amin の使用例を紹介します。属性は、通常の順番で、スラッシュ (/) で区切った形式で指定されています。
# dtrace -x amin=Evolving/Evolving/Common \ -ev -n dtrace:::BEGIN'{trace(curthread->t_procp);}' dtrace: invalid probe specifier dtrace:::BEGIN{trace(curthread->t_procp);}: \ in action list: attributes for scalar curthread (Stable/Private/Common) \ are less than predefined minimum # |