Solaris 動的トレースガイド

文字列定数

文字列定数は、二重引用符 (") で囲まれた形式で表され、D コンパイラにより自動的に string 型が割り当てられます。DTrace に割り当てられたシステムメモリーの容量が許す範囲で、任意の長さの文字列定数を定義できます。文字列定数を宣言すると、D コンパイラにより、自動的に終了 NULL バイト (\0) が付加されます。文字列定数オブジェクトのサイズは、この文字列のバイト数に終了 NULL バイト (1 バイト) を加えた長さです。

文字列定数には、改行文字をそのまま含めることはできません。改行文字を含めたい場合は、実際に改行文字を入力する代わりに、\n というエスケープシーケンスを入力します。文字列定数には、文字定数で使用できる特殊文字エスケープシーケンス (表 2–5 を参照) を含めることができます。