Oracle Solaris ZFS 管理ガイド

ZFS および Solaris iSCSI の向上

Solaris 10 8/07 リリース: この Solaris リリースでは、ZFS ボリュームに shareiscsi プロパティーを設定することで、ZFS ボリュームを Solaris iSCSI ターゲットデバイスとして作成できます。この方法は、Solaris iSCSI ターゲットをすばやく設定するのに便利です。次に例を示します。


# zfs create -V 2g tank/volumes/v2
# zfs set shareiscsi=on tank/volumes/v2
# iscsitadm list target
Target: tank/volumes/v2
    iSCSI Name: iqn.1986-03.com.sun:02:984fe301-c412-ccc1-cc80-cf9a72aa062a
    Connections: 0

iSCSI ターゲットが作成されたら、iSCSI イニシエータを設定できます。Solaris iSCSI イニシエータの設定方法については、『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』の第 14 章「Oracle Solaris iSCSI ターゲットおよびイニシエータの構成 (手順)」を参照してください。

ZFS ボリュームを iSCSI ターゲットとして管理するための詳細については、「ZFS ボリュームを Solaris iSCSI ターゲットとして使用する」を参照してください。