Solaris 10 10/08 リリース: このリリースでは、ZFS の割り当て制限と予約の既存機能に加え、データセットの割り当て制限と予約が追加されました。この機能では、スナップショットやクローンなどの子孫はディスク容量の計算に含まれません。
refquota プロパティーは、データセットが消費できるディスク容量に対して強い制限値を設定します。この強い制限値には、スナップショットやクローンなどの下位データで使用されるディスク容量は含まれません。
refreservation プロパティーは、1 つのデータセットに対して保証される最小限のディスク容量を設定します。下位データは含まれません。
たとえば、studentA に 10G バイトの refquota 制限を設定すると、「基準」ディスク容量として 10G バイトの強い制限値を設定することができます。柔軟性を高めるために、20G バイトの割り当て制限を設定して、studentA のスナップショットを管理することもできます。
# zfs set refquota=10g tank/studentA # zfs set quota=20g tank/studentA |
詳細は、「ZFS の割り当て制限と予約を設定する」を参照してください。