Oracle Solaris Trusted Extensions 管理の手順

Trusted Extensions の監査トークン

Trusted Extensions ソフトウェアで Solaris OS に追加される監査トークンを、次の表にアルファベット順に一覧しています。トークンは、audit.log(4) マニュアルページにも一覧されています。

表 18–2 Trusted Extensions の監査トークン

トークン名 

説明 

label トークン」

機密ラベル 

xatom トークン」

X ウィンドウのアトム ID 

xclient トークン」

X クライアント ID 

xcolormap トークン」

X ウィンドウのカラー情報 

xcursor トークン」

X ウィンドウのカーソル情報 

xfont トークン」

X ウィンドウのフォント情報 

xgc トークン」

X ウィンドウのグラフィカルコンテキスト情報 

xpixmap トークン」

X ウィンドウのピクセルマッピング情報 

xproperty トークン」

X ウィンドウのプロパティー情報 

xselect トークン」

X ウィンドウのデータ情報 

xwindow トークン」

X ウィンドウのウィンドウ情報 

label トークン

label トークンは、機密ラベルを含みます。次のフィールドがあります。

トークン形式は次の図のとおりです。

図 18–2 label トークン形式

図については本文で説明します。

label トークンは、praudit コマンドによって次のように表示されます。


sensitivity label,ADMIN_LOW

xatom トークン

xatom トークンは、X アトムに関する情報を含みます。次のフィールドがあります。

xatom トークンは、praudit によって次のように表示されます。


X atom,_DT_SAVE_MODE

xclient トークン

xclient トークンは、X クライアントに関する情報を含みます。次のフィールドがあります。

xclient トークンは、praudit によって次のように表示されます。


X client,15

xcolormap トークン

xcolormap トークンは、カラーマップに関する情報を含みます。次のフィールドがあります。

トークン形式は次の図のとおりです。

図 18–3 xcolormap xcursorxfontxgcxpixmap xwindow トークンの形式

図については本文で説明します。

xcolormap トークンは、praudit によって次のように表示されます。


X color map,0x08c00005,srv

xcursor トークン

xcursor トークンは、カーソルに関する情報を含みます。次のフィールドがあります。

トークン形式は、図 18–3 のとおりです。

xcursor トークンは、praudit によって次のように表示されます。


X cursor,0x0f400006,srv

xfont トークン

xfont トークンは、フォントに関する情報を含みます。次のフィールドがあります。

トークン形式は、図 18–3 のとおりです。

xfont トークンは、praudit によって次のように表示されます。


X font,0x08c00001,srv

xgc トークン

xgc トークンは、xgc に関する情報を含みます。次のフィールドがあります。

トークン形式は、図 18–3 のとおりです。

xgc トークンは、praudit によって次のように表示されます。


Xgraphic context,0x002f2ca0,srv

xpixmap トークン

xpixmap トークンは、ピクセルマッピングに関する情報を含みます。次のフィールドがあります。

トークン形式は、図 18–3 のとおりです。

xpixmap トークンは、praudit によって次のように表示されます。


X pixmap,0x08c00005,srv

xproperty トークン

xproperty トークンは、ウィンドウの各種プロパティーに関する情報を含みます。次のフィールドがあります。

xproperty トークン形式は次の図のとおりです。

図 18–4 xproperty トークン形式

図については本文で説明します。

xproperty トークンは、praudit によって次のように表示されます。


X property,0x000075d5,root,_MOTIF_DEFAULT_BINDINGS

xselect トークン

xselect トークンは、ウィンドウ間で移動するデータを含みます。このデータは、内部構造を想定されないバイトストリームと、プロパティー文字列です。次のフィールドがあります。

トークン形式は次の図のとおりです。

図 18–5 xselect トークン形式

図については本文で説明します。

xselect トークンは、praudit によって次のように表示されます。


X selection,entryfield,halogen

xwindow トークン

xwindow トークンは、ウィンドウに関する情報を含みます。次のフィールドがあります。

トークン形式は、図 18–3 のとおりです。

xwindow トークンは、praudit によって次のように表示されます。


X window,0x07400001,srv