Oracle Solaris Trusted Extensions 管理の手順

Solaris Trusted Extensions (CDE) のカスタマイズ

Solaris Trusted Extensions (CDE) では、ユーザーは、フロントパネルにアクションを追加したり、ワークスペースメニューをカスタマイズしたりできます。Trusted Extensions ソフトウェアは、ユーザーによる CDE へのプログラムとコマンドの追加を制限しています。

フロントパネルのカスタマイズ

アプリケーションマネージャーの既存のアクションは、修正を行うアカウントのプロファイルにそのアクションがあれば、だれでもフロントパネルにドラッグ&ドロップすることができます。/usr/dt/ または /etc/dt/ ディレクトリにあるアクションはフロントパネルに追加できます。ただし、$HOME/.dt/appconfig ディレクトリにあるアプリケーションは追加できません。ユーザーは「アクション作成」アクションを使用できますが、システム全体で使用するアクションが保存されているディレクトリに書き込みを行うことはできません。したがって、一般ユーザーは使用可能なアクションを作成できません。

Trusted Extensions では、アクションの検索パスが変更されています。個人のホームディレクトリにあるアクションは、最初ではなく最後に処理されます。したがって、既存のアクションをカスタマイズすることはできません。

セキュリティー管理者役割には「管理エディタ」アクションが割り当てられているので、/usr/dt/appconfig/types/C/dtwm.fp ファイルやフロントパネルサブパネル用のほかの構成ファイルに必要な修正を行うことができます。

ワークスペースメニューのカスタマイズ

ワークスペースメニューは、ワークスペースの背景をマウスボタン 3 でクリックしたときに表示されるメニューです。一般ユーザーは、メニューをカスタマイズし、メニューに項目を追加することができます。

複数ラベルでの作業がユーザーに許可されている場合は、次の条件が適用されます。