Oracle Solaris Trusted Extensions 管理の手順

ラベル付きバナーページとトレーラページ

次の図は、デフォルトのバナーページとデフォルトのトレーラページの相違点を示したものです。引き出し線は、各セクションを示しています。トレーラページでは外側の線が異なります。

印刷ジョブで表示されるテキスト、ラベル、警告は構成可能です。テキストは、ローカライズしたほかの言語に置き換えることもできます。

図 15–2 ラベル付き印刷ジョブの一般的なバナーページ

ジョブ番号、格付け、取り扱い指示が書かれたバナーページを示す図

図 15–3 トレーラページでの違い

最下部に JOB START と書かれているバナーページに対し、JOB END と書かれたトレーラページを示す図

次の表に示した信頼できる印刷の諸要素は、/usr/lib/lp/postscript/tsol_separator.ps ファイルを編集することによってセキュリティー管理者が変更できます。


注 –

印刷される出力をローカライズまたは国際化する方法は、tsol_separator.ps ファイルのコメントを参照してください。


表 15–1 tsol_separator.ps ファイルで構成可能な値

出力 

デフォルト値 

定義の方法 

変更の方法 

PRINTER BANNERS

/Caveats Job_Caveats

/Caveats Job_Caveats

『Solaris Trusted Extensions ラベルの管理』「プリンタバナーの指定」を参照してください。

CHANNELS

/Channels Job_Channels

/Channels Job_Channels

『Solaris Trusted Extensions ラベルの管理』「チャネルの指定」を参照してください。

バナーページとトレーラページの最上部のラベル 

/HeadLabel Job_Protect def

/PageLabel の説明を参照してください。

/PageLabel の変更と同じ。

『Solaris Trusted Extensions ラベルの管理』「機密保護の格付けの指定」も参照してください。

本文ページの最上部と最下部のラベル 

/PageLabel Job_Protect def

ジョブのラベルと、label_encodings ファイルのminimum protect as classification とを比較します。より優位な格付けを印刷します。

印刷ジョブのラベルにコンパートメントがある場合にコンパートメントを追加します。 

/PageLabel 定義を変更してほかの値を指定します。

または、任意の文字列を入力します。 

または、何も印刷しません。 

機密保護の格付けの文のテキストとラベル 

/Protect Job_Protect def

/Protect_Text1 () def

/Protect_Text2 () def

/PageLabel の説明を参照してください。

ラベルの上に表示されるテキスト。 

ラベルの下に表示されるテキスト。 

/PageLabel の変更と同じ。

Protect_Text1Protect_Text2() をテキスト文字列で置き換えます。