wnnenvrc は、Wnn8 を使用する際の「かな漢字変換環境」を設定します。
uumrc ファイルの setconvenv での指定 (uumrc の参照順位に準じます)
$HOME/.Wnn8/wnnenvrc (ユーザー設定)
/etc/wnn/ja_JP/wnnenvrc (システム設定)
/usr/lib/wnn/ja_JP/wnnenvrc (初期設定)
エントリ 設定値 (設定値) (設定値) ...
エントリ 設定値 (設定値) (設定値) ...
:
「設定値」にはファイル名やパス、数値などが入ります。
「エントリ」と「設定値」の間は、半角スペースまたはタブで区切ります。
セミコロン (;) ではじまる行はコメントとなります。
create_without_confirm setfuzokugo system/kougo.fzk set_fi_system_dic system/fisd !@HOME/.Wnn8/dic/fisd.h 0 - set_fi_user_dic !@HOME/.Wnn8/dic/fiud 0 - setdic system/kihon.dic !@HOME/.Wnn8/dic/kihon.h 6 1 0 - - 0 setdic system/symbol.dic !@HOME/.Wnn8/dic/symbol.h 1 1 0 - - 0 setdic system/tel.dic !@HOME/.Wnn8/dic/tel.h 1 1 0 - - 0 setdic system/zip.dic !@HOME/.Wnn8/dic/zip.h 1 1 0 - - 0 setdic system/tankan.dic - 1 1 1 - - 0 setdic system/tankan2.dic - 1 1 1 - - 0 setdic system/ikeiji.dic - 1 1 1 - - 0 setdic system/rensou.dic - 1 1 1 - - 0 setdic !@HOME/.Wnn8/dic/ud - 15 0 0 - - 0 setdic system/kihonR.dic - 1 1 1 - - 1 setdic system/telR.dic - 1 1 1 - - 1 setdic system/zipR.dic - 1 1 1 - - 1 setdic system/tankanR.dic - 1 1 1 - - 1 setdic system/tankan2R.dic - 1 1 1 - - 1 setdic option/jinmei.dic !@HOME/.Wnn8/dic/jinmei.h 1 1 0 - - 0 setdic option/chimei.dic !@HOME/.Wnn8/dic/chimei.h 1 1 0 - - 0 setdic option/address.dic !@HOME/.Wnn8/dic/address.h 1 1 0 - - 0 setdic option/station.dic !@HOME/.Wnn8/dic/station.h 1 1 0 - - 0 setdic option/kana_english.dic !@HOME/.Wnn8/dic/kana_english.h 1 1 0 - - 0 setdic option/enterprise.dic !@HOME/.Wnn8/dic/enterprise.h 1 1 0 - - 0 setdic option/airport.dic !@HOME/.Wnn8/dic/airport.h 1 1 0 - - 0 setdic option/university.dic !@HOME/.Wnn8/dic/university.h 1 1 0 - - 0 setdic option/zoo.dic !@HOME/.Wnn8/dic/zoo.h 1 1 0 - - 0 setdic option/botanical_garden.dic !@HOME/.Wnn8/dic/botanical_garden.h 1 1 0 - - 0 setdic option/aquarium.dic !@HOME/.Wnn8/dic/aquarium.h 1 1 0 - - 0 setdic option/conveni.dic !@HOME/.Wnn8/dic/conveni.h 1 1 0 - - 0 setdic option/amusement.dic !@HOME/.Wnn8/dic/amusement.h 1 1 0 - - 0 setdic option/computer.dic !@HOME/.Wnn8/dic/computer.h 1 1 0 - - 0 setdic option/jinmeiR.dic - 1 1 1 - - 1 setdic option/chimeiR.dic - 1 1 1 - - 1 setdic option/addressR.dic - 1 1 1 - - 1 setdic yosoku/learn.dat - 1 6 0 - - 0 setdic !@HOME/.Wnn8/dic/mwnn.dat - 1 5 0 - - 0 ;setdic system/kihon3_4.dic !@HOME/.Wnn8/dic/kihon3_4.h 6 1 0 - - 0 ;setdic system/symbol_noat.dic !@HOME/.Wnn8/dic/symbol_noat.h 1 1 0 - - 0 ;setdic system/tankan3_4.dic - 1 1 1 - - 0 ;setdic system/kihon3_4R.dic - 1 1 1 - - 1 ;setdic system/tankan3_4R.dic - 1 1 1 - - 1 ;setdic option/stationR.dic - 1 1 1 - - 1 ;setdic option/enterpriseR.dic - 1 1 1 - - 1 ;setdic option/airportR.dic - 1 1 1 - - 1 ;setdic option/universityR.dic - 1 1 1 - - 1 ;setdic option/zooR.dic - 1 1 1 - - 1 ;setdic option/botanical_gardenR.dic - 1 1 1 - - 1 ;setdic option/aquariumR.dic - 1 1 1 - - 1 ;setdic option/conveniR.dic - 1 1 1 - - 1 ;setdic option/amusementR.dic - 1 1 1 - - 1 ;setdic option/computerR.dic - 1 1 1 - - 1 setparam 5 10 2 45 0 80 5 1 20 0 400 -100 400 80 200 2 200 muhenkan_gakusyuu !@HOME/.Wnn8/dic/muhenkan 0 15 - 0 bunsetsugiri_gakusyuu !@HOME/.Wnn8/dic/bunsetsu 0 15 - 0 saisyu_siyou TRUE okuri_gakusyu TRUE fukugou_yuusen FALSE okuri_kijun REGULATION settou_kouho HIRAGANA settou_gakusyu TRUE setubi_gakusyu TRUE hanyou_gakusyu TRUE hindo_kakuritu LOW giji_number ZEN giji_eisuu ZEN giji_kigou JIS yuragi FALSE unuse_hinsi 単漢字 郵便番号 電話番号 異形字 fi_hindo_kakuritu NORMAL kutouten TRUE kakko TRUE kigou TRUE boin_kabusoku TRUE shiin_choka TRUE n_choka TRUE nihongo_kousei TRUE rendaku FALSE yosoku_use TRUE yosoku_max_disp 10 yosoku_realtime TRUE |
wnnlerc では、wnn8le の動作環境を設定します。
$HOME/.Wnn8/wnnlerc (ユーザー設定)
/etc/wnn/ja_JP/wnnlerc (システム設定)
/usr/lib/wnn/ja_JP/wnnlerc (初期設定)
エントリ 設定値
エントリ 設定値
:
「設定値」にはファイル名やパス、数値などが入ります。
「エントリ」と「設定値」の間は、半角スペースまたはタブで区切ります。
セミコロン (;) ではじまる行はコメントとなります。
set_jserver localhost
set_geometry 200+500
henkan_on_map TRUE
uumrc は、かな漢字変換の入力インタフェース環境を設定します。
ximrc ファイルでの setuumrc での指定 (ximrc ファイルの参照順位に準じます)
$HOME/.Wnn8/uumrc (ユーザー設定)
/etc/wnn/ja_JP/uumrc (システム設定)
/usr/lib/wnn/ja_JP/uumrc (初期設定)
エントリ 設定値
エントリ 設定値
:
「設定値」にはファイル名やパス、数値などが入ります。
「エントリ」と「設定値」の間は、半角スペースまたはタブで区切ります。
セミコロン(;) ではじまる行はコメントとなります。
エントリ名 |
書式 設定値 / 設定方法 |
setconvenv |
setconvenv [ サーバーホスト名 ] wnnenvrc ファイル名 [ sticky ] |
wnnenvrc ファイルを指定します。 接続する jserver マシンのホスト名を指定することができます。 また "sticky" を指定すると、環境がクライアント終了時にも記憶されます。 |
|
setkankanaenv |
setkankanaenv [ サーバーホスト名 ] wnnenvrc ファイル名 [ sticky ] "漢字かな" 変換用の環境設定ファイルを指定します。 省略時には標準のシステム辞書が使用されます。 また setconvenv 同様、接続する jserver のホスト名や "sticky" を指定することができます。 |
setuumkey |
setuumkey uumkey ファイル名 キーバインド定義ファイル uumkey を指定します。 省略時には uumkey ファイルの参照順位が適用されます。 |
setrkfile |
setrkfile mode ファイル名 ローマ時かな変換定義ファイル mode を指定します。 省略時には mode ファイルの参照順位が適用されます。 ファイルが格納されているディレクトリ名のみ指定する事も可能です。その場合は自動的にそれ以下にある mode が読み込まれます。 |
not_send_ascii_char |
かな漢字変換バッファー (変換行) が空のとき、ASCII 文字をかな漢字変換バッファーに送ります。 エントリ名のみ記述します。※ エントリ省略時には有効と扱われます。 |
send_ascii_char |
かな漢字変換バッファー (変換行) が空のとき、ASCII 文字をかな漢字変換バッファーに送りません。 エントリ名のみ記述します。 |
henkan_off_kuten |
句点 (。) が入力されても自動的に漢字変換を行いません。 エントリ名のみ記述します。※ エントリ省略時には有効と扱われます。 |
henkan_on_kuten |
句点 (。) が入力された時点で自動的に漢字変換を行います。 エントリ名のみ記述します。 |
waking_up_in_henkan_mode |
日本語入力モード ON の状態で起動します。 エントリ名のみ記述します。※ エントリ省略時には有効と扱われます。 |
waking_up_no_henkan_mode |
日本語入力モード OFF の状態で起動します。 エントリ名のみ記述します。 |
setmaxchg |
最大変換可能文字数を、1 から 511 の範囲の数値で指定します。 省略時や 0 以下の数字の指定時には初期値の 100 が適用されます。 |
setmaxbunsetsu |
最大変換可能文節数を、1 から 400 の範囲の数値で指定します。 省略時や 0 以下の数字の指定時には初期値の 80 が適用されます。 |
setmaxhistory |
ヒストリの最大記憶数を、1 から 127 の範囲の数値で指定します。 省略時や 0 以下の数字の指定時には初期値の 11 が適用されます。 |
excelLent_delete |
ローマ時入力時、文字の消去をアルファベット単位で行います。 エントリ名のみ記述します。※ エントリ省略時には有効と扱われます。 |
simple_delete |
ローマ時入力時、文字の消去を日本語単位で行います。 エントリ名のみ記述します。 |
;setconvenv @LIBDIR/@LANG/wnnenvrc ;setkankanaenv @LIBDIR/@LANG/wnnenvrc_R setjishopath @VARDIR/dic/system/ sethindopath @VARDIR/dic/usr/@USR/ setuumkey @LIBDIR/@LANG/uumkey setrkfile @LIBDIR/@LANG/rk ;send_ascii_char |
uumkey は、入力クライアントのキーバインド環境を設定します。
uumrc ファイルの setuumkey エントリでの指定 (uumrc ファイルの参照順位に準じます)
$HOME/.Wnn8/uumkey (ユーザー設定)
/etc/wnn/ja_JP/uumkey (システム設定)
/usr/lib/wnn/ja_JP/uumkey (初期設定)
機能エントリ キーコード [キーコード] ・・・
機能エントリ キーコード [キーコード] ・・・
:
キーコードの表記では、C 言語における定数の表記に準拠して 8進数、10進数、16進数が使用できます。
コントロールキーは、^ で表記します。(例 : Ctrl + A -> ^A )
「機能エントリ」や各「キーコード」の間は、半角スペースまたはタブで区切ります。
セミコロン ( ; ) ではじまる行はコメントとなります。
各機能エントリは、その機能が有効となる変換操作の状態が、動作モードとして定められています。
動作モードが複数ある場合、そのキーバインドはそれぞれの状態で同じ動作を行います。
モード番号 |
かな漢字変換操作の状態 |
0 |
変換後に変換結果を修正している状態 |
1 |
文字を入力している状態 |
2 |
変換後に文節の長さを伸縮している状態 |
3 |
文字が未入力の状態 |
4 |
変換候補を選択している状態 |
5 |
楽々入力機能を使用している状態 |
※ 末尾に "_e" がついている機能エントリは、バッファーが空の状態でも "_e" のつかない同名称のエントリと同じ動作を行います。
機能エントリ名 |
動作モード |
機 能 |
henkan_on |
0 1 2 3 4 |
日本語入力の ON/OFF を切り替えます。 キーコード変換されたコードは指定できません。 |
quote_keyin |
0 1 2 3 4 |
次の入力文字をクォートします。 henkan_on にバインドされたキーコードを、文字として入力する際に使用します。 |
send_string |
0 1 2 |
バインドされたキーコードを入力中の文字列に付加し、アプリケーションに送ります。 |
kakutei |
0 1 2 5 |
入力中の文字列を確定します。 |
one_char_kakutei |
0 1 2 |
先頭の 1 文字のみを確定します。 |
one_char_no_henkan |
0 1 |
先頭の 1 文字以外を変換します。 |
forward_char |
1 |
カーソルを 1 文字右に移動します。 |
backward_char |
1 |
カーソルを 1 文字左に移動します。 ただし、漢字変換を解除した直後の状態でカーソルがその文字列の左端にある場合は、連文節変換を行って一つ左の文節に移動する挙動になります。 |
goto_top_of_line |
1 |
行の先頭文字へカーソルをジャンプします。 |
goto_end_of_line |
1 |
行の末尾の文字へカーソルをジャンプします。 |
delete_char_at_cursor |
1 5 |
カーソル位置の文字を消去します。 |
kaijo |
0 2 |
カーソルのある文節以降の変換中文字列を、読みの状態に戻します。 |
henkan |
1 |
連文節変換を行います。 |
tan_henkan |
1 |
単文節変換を行います。 |
nobi_henkan |
2 |
文節の伸縮時、反転エリアを単文節変換し、それ以降を連文節変換します。 |
jikouho |
0 |
次候補を表示します。 |
zenkouho |
0 |
前候補を表示します。 |
select_jikouho |
0 |
次候補一覧を表示します。 |
kana_henkan |
1 |
逆引き形式辞書を使用していれば、漢字かな変換を行います。 |
kill |
1 |
カーソル位置とそれ以降の文字を消去し、バッファーに蓄積します。 |
yank |
1 |
バッファーの内容をカーソル位置に挿入します。 |
yank_e |
1 3 |
バッファーの内容をカーソル位置に挿入します。バッファーが空の状態でも動作します。 |
bunsetu_nobasi |
0 |
文節の長さを 1 文字分伸ばします。 |
bunsetu_chijime |
0 |
文節の長さを 1 文字分縮めます。 |
sainyuuryoku |
1 |
直前に入力された "かな" 文字列を、カーソル位置に挿入します。 |
sainyuuryoku_e |
1 3 |
直前に入力された"かな"文字列を、カーソル位置に挿入します。バッファーが空の状態でも動作します。 |
redraw_line |
0 1 2 4 |
変換行の書き直しを行います。 |
redraw_line_e |
0 1 2 3 4 |
変換行の書き直しを行います。バッファーが空の状態でも動作します。 |
previous_history |
1 |
ヒストリに記憶されている、1 つ前の文字列を挿入します。 |
previous_history_e |
1 3 |
ヒストリに記憶されている、1 つ前の文字列を挿入します。バッファーが空の状態でも動作します。 |
next_history |
1 |
ヒストリに記憶されている、1 つ後ろの文字列を挿入します。 |
next_history_e |
1 3 |
ヒストリに記憶されている、1 つ後ろの文字列を挿入します。バッファーが空の状態でも動作します。 |
all_history |
1 |
これまで確定してきた文字列を一覧表示します。 |
all_history_e |
1 3 |
ヒストリに記憶されている、1 つ後ろの文字列を挿入します。バッファーが空の状態でも動作します。 |
quit |
4 5 |
候補一覧などのウィンドウを閉じます。 |
change_to_insert_mode |
0 |
変換された文字列をもう一度編集できる状態にします。ここで変換された漢字は、かなには戻せません。 |
quote |
1 |
次の入力文字が henkan_on 以外であれば、その文字を quote します。 つまり次の入力文字がキーバインド定義されていても、それを無効として直接入力します。 |
quote_e |
1 3 |
次の入力文字が henkan_on 以外であれば、その文字を quote します。 つまり次の入力文字がキーバインド定義されていても、それを無効として直接入力します。バッファーが空の状態でも動作します。 |
forward_select |
4 |
候補を選択する際、反転部分を右方向へ移動させます。 |
backward_select |
4 |
候補を選択する際、反転部分を左方向へ移動させます。 |
next_select |
4 |
候補を選択する際、次の行 / 画面へ移動します。 |
previous_select |
4 |
候補を選択する際、前の行 / 画面へ移動します。 |
linestart_select |
4 |
候補を選択する際、先頭画面へ移動します。 |
lineend_select |
4 |
候補を選択する際、最終画面へ移動します。 |
select_select |
4 |
候補を選択する際、候補選択と同時にモードから抜けます。 |
send_ascii_char |
0 1 2 3 4 |
それ以降のバッファーが空の状態で ASCII 文字が入力された場合、それをバッファーに蓄積しないようにします。 |
not_send_ascii_char |
0 1 2 3 4 |
それ以降のバッファーが空の状態で ASCII 文字が入力された場合、それをバッファーに蓄積します。 |
toggle_send_ascii_char |
0 1 2 3 4 |
それ以降のバッファーが空の状態で ASCII 文字が入力された場合、動作を反対の状態にします。 |
quote_send_ascii_char |
3 |
send_ascii_char でバッファーが空の場合、次の ASCII 文字をバッファーに蓄積します。 それ以降のバッファーが空の場合は蓄積しないようにします。 |
reconnect_jserver |
0 1 2 3 4 |
jserver との再接続を行います。 |
forward_bunsetsu |
0 |
1 文節右へ移動します。 未定義の場合は forward_char で定義されているキーコードで動作します。 |
backward_bunsetsu |
0 |
1 文節左へ移動します。 未定義の場合は backward_char で定義されているキーコードで動作します。 |
henkan_forward |
2 |
反転表示されている部分を単文節変換、それ以降を連文節変換して、1 つ右の文節へ移動します。 未定義の場合は forward_char で定義されているキーコードで動作します。 |
henkan_backward |
2 |
反転表示されている部分を単文節変換、それ以降を連文節変換して、1 つ左の文節へ移動します。 未定義の場合は backward_char で定義されているキーコードで動作します。 |
top_bunsetsu |
0 |
行の先頭の文節へ移動します。 未定義の場合は goto_top_of_line で定義されているキーコードで動作します。 |
end_bunsetsu |
0 |
行の末尾の文字へ移動します。 未定義の場合は goto_end_of_line で定義されているキーコードで動作します。 |
jmptijime |
2 |
行の先頭の文節へ移動します。 未定義の場合は goto_top_of_line で定義されているキーコードで動作します。 |
c_end_nobi |
2 |
行の末尾の文字へ移動します。 未定義の場合は goto_end_of_line で定義されているキーコードで動作します。 |
forward |
2 |
文節の長さを 1 文字分長くします。 未定義の場合は bunsetu_nobasi で定義されているキーコードで動作します。 |
chijime |
2 |
文節の長さを 1 文字分短くします。 未定義の場合は bunsetu_chijime で定義されているキーコードで動作します。 |
rebout |
1 |
カーソルの左にある文字を消去します。 キーコードの指定は 1 バイトに制限されます。 |
touroku |
0 1 2 |
wnn8le の簡易単語登録画面を起動します。 |
touroku_e |
0 1 2 3 |
wnn8le の簡易単語登録画面を起動します。 バッファーが空の状態でも動作します。 |
bushu_e |
0 |
部首入力画面を起動します。 |
tankan_henkan |
0 1 |
単漢字変換を行います。 |
select_ikeiji_dai |
0 1 |
異形字変換を行います。 |
zip_henkan |
0 1 2 |
郵便番号変換を行います。 |
tel_henkan |
0 1 2 |
電話番号変換を行います。 |
select_assoc_dai |
0 |
連想変換を行います。 |
hankaku |
0 1 2 |
入力文字を半角に変換します。 |
eisuu |
0 1 2 |
入力文字を英数字に変換します。 |
hiragana |
0 1 2 |
入力文字をひらがなに変換します。 |
katakana |
0 1 2 |
入力文字をカタカナに変換します。 |
eg_Aa_henkan_big_loop |
0 1 2 |
[ひらがな] -> [カタカナ] -> [半角カタカナ] -> [全角英数字] -> [半角英数字] の変換を繰り返します。 |
eg_Aa_henkan_small_loop |
0 1 2 |
[ひらがな] -> [カタカナ] -> [半角カタカナ] の変換を繰り返します。 |
reverse_conv |
1 3 |
逆引き変換画面を起動します。 |
unicode_input |
1 3 |
Unicode 入力ツールを起動します。 |
kuten |
1 |
区点コード入力画面を表示します。 |
kuten_e |
1 3 |
区点コード入力画面を表示します。バッファーが空の状態でも動作します。 |
jis |
1 |
JIS コード入力画面を表示します。 |
jis_e |
1 3 |
JIS コード入力画面を表示します。バッファーが空の状態でも動作します。 |
sjis |
1 |
SJIS コード入力画面を表示します。 |
sjis_e |
1 3 |
SJIS コード入力画面を表示します。バッファーが空の状態でも動作します。 |
kuten2 |
1 3 |
補助区点コード入力画面を表示します。 |
is2 |
1 3 |
補助 JIS コード入力画面を表示します。 |
next_ku_kuten |
4 |
区点一覧表で、次の区点を表示します。 |
previous_ku_kuten |
4 |
区点一覧表で、前の区点を表示します。 |
next_page |
4 |
候補一覧表や区点一覧表で、次のページを表示します。 |
previous_page |
4 |
候補一覧表や区点一覧表で、前のページを表示します。 |
greek |
1 3 |
ギリシャ語一覧を表示します。 |
russian |
1 3 |
ロシア語一覧を表示します。 |
kigou |
1 3 |
記号一覧を表示します。 |
codelist |
1 3 |
コード一覧画面を起動します。 |
unicode_codelist |
1 3 |
Unicode 一覧画面を起動します。 |
yosoku_modein |
1 5 |
楽々入力候補を選択します。 |
wnnle_setup |
3 |
環境設定の変更内容を wnn8le に反映します。 |
また、機能エントリを無効にする機能外エントリを設定することも可能です。
unset 機能エントリ名 |
定された機能エントリの設定を取り消します。 |
henkan_on ^\ 0x9D 0x1BF 0x119 0x1BE quit ^G 0x9C 0x1B9 ; kakutei ^L ^M ^J 0x9F ; henkan ^W 0x9E 0x20 ; forward_char ^F 0x90 backward_char ^B 0x91 goto_top_of_line ^A 0x9A goto_end_of_line ^E 0x9B ; bunsetu_nobasi ^O 0x94 bunsetu_chijime ^I 0x8D ; delete_char_at_cursor ^D 0x10F rubout ^H kaijo ^K 0x99 0x1B9 kill ^K 0x99 ; hiragana 0x86 katakana 0x87 hankaku 0x88 eisuu 0x89 |
ximrc では、入力クライアントの動作環境を設定します。
境変数 XIMRC での指定
$HOME/.Wnn8/ximrc (ユーザー設定)
/etc/wnn/ximrc (システム設定)
/usr/lib/wnn/ximrc (初期設定)
エントリ 設定値
エントリ 設定値
:
「設定値」には言語名やファイル名などが入ります。
「エントリ」と「設定値」の間は、半角スペースまたはタブで区切ります。
セミコロン (;) ではじまる行はコメントとなります。
;setuumrc ja_JP /usr/lib/wnn/ja_JP/uumrc.xim ;preloadrkfile ja_JP setlayout multi |
コントロールコマンド定義表です。変換用のキー設定を行います。
ここで定義されたキーコードは、uumkey ファイルの設定で使用されます。
たとえば F1 〜 F4 とカーソルキーが入力された場合に受け取るコードは以下のようになります。
入力キー |
受け取るコード |
入力キー |
受け取るコード |
F1 |
0x81 |
-> |
0x90 |
F2 |
0x82 |
<- |
0x91 |
F3 |
0x83 |
↓ |
0x92 |
F4 |
0x84 |
↑ |
0x93 |
/usr/lib/wnn/ja_JP/rk/2A_CTRL
エントリ 設定値
エントリ 設定値
:
「設定値」には言語名やファイル名などが入ります。
「エントリ」と「設定値」の間は、半角スペースまたはタブで区切ります。
セミコロン (;) ではじまる行はコメントとなります。
ファンクションキーおよびメタキー変換データベースです。
ここで設定されたデータに従って、Keysym を 1 バイトの文字に変換します。
変換されたキーコードは、2A_CTRL ファイル (初期設定) によって評価され、次に uumkey ファイルによって評価されます。
/usr/lib/wnn/cvt_xim_tbl
keysym コード
keysym コード
:
「Keysym」と「コード」の間は、半角スペースまたはタブで区切ります。
セミコロン (;) ではじまる行はコメントとなります。
8 進数、10 進数、16 進数で表記できます。? には整数値が入ります。
8 進数 0??
10 進数 ??
16 進数 0x?? ,0X??
jserverrc は、かな漢字変換サーバ jserver 起動時の基本設定を行う初期化ファイルです。
jserver の起動オプション -f での指定
/etc/wnn/ja_JP/jserverrc (システム設定)
/usr/lib/wnn/ja_JP/jserverrc (初期設定)
エントリ 設定値
エントリ 設定値
:
「設定値」にはファイル名やパス、数値などが入ります。
「エントリ」と「設定値」の間は、半角スペースまたはタブで区切ります。
セミコロン (;) ではじまる行はコメントとなります。
エントリ名 |
書式 設定値 / 設定内容 |
readfile |
readfile 辞書ファイル名 jserver が起動時に読み込む辞書ファイル名を指定します。 ここで指定された辞書は、プロセスが終了するまで jserver が保持し続けます。 |
max_client |
max_client 整数値 続できるクライアントの最大数を指定します。 未設定時には 64 が初期値として適用されます。 |
max_sticky_env |
max_sticky_env 整数値 固定化する環境の最大数を指定します。 環境の固定化とは、クライアントを終了してもユーザーの設定環境を jserver が記憶し続ける事です。環境の再作成が不要になるため、次回クライアントの接続処理が速くなります。 未設定時には、10 が初期値として適用されます。 |
jserver_dir |
jserver_dir パス jserver が管理する辞書ディレクトリを指定します。 ユーザー単語登録辞書や頻度ファイルが、指定されたディレクトリ以下で管理されます。 @VARDIR を用いて表記を簡略化することも可能です。 @VARDIR は以下のパスを示します。 /var/lib/wnn/ja_JP 未設定時には標準の辞書ディレクトリが初期値として適用されます。 |
def_param |
def_param 整数値 整数値 整数値 … かな漢字変換に使用する変換パラメータ値や擬似品詞の頻度が整数値で設定されています。 初期値のままで使用してください。 |
set_giji_eisuu |
set_giji_eisuu code code code 指定したコードの文字を、「英数字」の擬似品詞として使用できるようになります。 最大 20 コードが指定可能です。16 進数、10 進数、8 進数で表記できます。 |
ondisk_off |
ondisk_off 辞書 OnDisk 機能を使用しない場合、エントリのみ記述します。 辞書 OnDisk 機能を使わない場合は、メモリ使用量が増加します。 |
autosave |
autosave 整数値 自動保存を実行する変換 / 確定回数を指定します。 ここで指定した回数の変換 / 確定を行うと、自動的にユーザー辞書ファイルへの書き込み保存を行います。0 を指定した場合は自動保存は行われません。 |
jserver_dir @VARDIR/dic readfile system/fisd readfile system/kihon.dic ;readfile system/kihon3_4.dic readfile system/symbol.dic ;readfile system/symbol_noat.dic readfile system/tel.dic readfile system/zip.dic readfile system/tankan.dic readfile system/tankan2.dic ;readfile system/tankan3.dic ;readfile system/tankan3_4.dic readfile system/ikeiji.dic readfile system/rensou.dic readfile system/kougo.fzk readfile option/jinmei.dic readfile option/chimei.dic readfile option/address.dic readfile option/station.dic readfile option/kana_english.dic readfile option/enterprise.dic readfile option/airport.dic readfile option/university.dic readfile option/zoo.dic readfile option/botanical_garden.dic readfile option/aquarium.dic readfile option/conveni.dic readfile option/amusement.dic readfile option/computer.dic readfile option/business.dic readfile option/food.dic readfile option/hobby.dic readfile option/mailextend.dic readfile option/person.dic readfile option/sports.dic readfile option/spot.dic readfile yosoku/learn.dat def_param 5 10 2 45 0 80 5 1 20 0 400 -100 … set_giji_eisuu '-' '_' 0x20 '—' '_' ' ̄' autosave 0 |
wnnhosts は、変換サーバーに接続できるホストやユーザーを制限することができます。
初期状態では wnnhosts は用意されておらず、jserver に対するアクセス制御は設定されていません。
アクセス制御を行う場合に新規に作成してください。
wnnsysenv_server から設定を行えば、wnnhosts は自動的に作成されます。
wnnhosts を作成し jserver を再起動した時点から、アクセス制御が有効になります。
jserver の起動オプション -A での指定
/etc/wnn/wnnhosts (システム設定)
[変換サーバー名] [変換サーバーの言語] [サーバーホスト名:/ポート番号(数値)] {
[アクセスデータ]
[アクセスデータ]
:
}
[変換サーバー名] と [変換サーバーの言語] は、Wnn8 ではそれぞれ jserver と ja_JP が固定値となります。
[サーバーホスト名:/ポート番号] と { の間は、必ず半角スペースで区切ります。
ポート番号の省略時は、jserver の標準ポート(22273) が適用されます。
[:ポート番号] とコロンで区切ると相対ポート番号となり、jserver の標準ポート番号 (22273) に設定値を加えた値をポート番号とします。たとえば :1 とした場合は 22274 が使用されます。
[/ポート番号] とスラッシュで区切ると絶対ポート番号となり、設定値をそのままポート番号として使用します。
セミコロン (;) ではじまる行はコメントとなります。
[ホスト名] |
このホストからはすべてのユーザーがアクセス可能になります。 |
[ホスト名:ユーザー名, ユーザー名, …] |
このホストからは、ユーザー名で指定したユーザーのみがアクセス可能となります。複数のユーザーを指定する場合はコンマ ( , ) で区切ります。 |
[@ユーザー名] |
このユーザーはすべてのホストからアクセス可能になります。 |
jserver ja_JP localhost { ;hostA:user1,user2,user3 hostA:user1,user4 hostB @user5 } |
この例では localhost の jserver に対し、hostA からは user1 と user4 のみがアクセス可能になります。
hostB からはすべてのユーザーがアクセス可能になります。
user5 に限り、ネットワーク上のすべてのホストからアクセスできます。
その他、記載されていないホストやユーザーは一切アクセスできなくなります。
2 行目は行頭の ;でコメントされているため、無効になります。