ATOK や MS-IME のユーザー辞書ファイル (テキスト形式) を、Wnn8 のユーザー単語登録辞書に変換するツールです。
また、JIS X4062 で規定された仮名漢字変換辞書交換形式に対応した辞書ファイルとの相互コンバートも可能です。
「辞書コンバータ」の「他社辞書 -> Wnn8 用辞書」タブをクリックします。
例として、ATOK の辞書ファイルを変換し Wnn8 のユーザー辞書へ登録する手順を解説します。
他社入力システムの辞書をテキスト形式で保存する
他社入力システムの辞書情報は、テキスト形式で保存する必要があります。保存方法の詳細は、それぞれのマニュアルやヘルプを参照してください。
辞書コンバータに関する制限事項
辞書コンバータが対応している他社入力システム
ATOK13、14 および MS-IME97、2000 に対応しています。
異なるバージョンの辞書ファイルは正常に変換できません。
またこれら以外の製品には対応していません。
文字コードに関する制限事項
変換元のテキスト形式辞書に使用可能な文字コードは、EUC、JIS、S-JIS および Unicode (UTF-8、UTF-16) です。出力される Wnn 形式のテキスト辞書ファイルは EUC になります。
なお、第 3、第 4 水準の文字には対応していません。
各設定箇所を指定する
変換方法、他社のテキスト辞書ファイル、作成する Wnn テキスト辞書ファイルを指定します。それぞれ指定できたら、「変換」ボタンで変換を実行します。
辞書変換完了のメッセージ
変換が完了すると「変換完了ダイアログ」が表示されます。
この時点では変換が行われただけで、辞書情報までは登録されていません。続けて「ユーザー辞書に登録」を選択します。
単語登録の「テキストファイルから一括登録」で辞書情報を登録
単語登録の「テキストファイルから一括登録」画面に自動的に切り替わります。「一括登録テキストファイル」欄には変換された Wnn8 テキスト辞書ファイルが転送されます。「辞書ファイル」には標準のユーザー単語登録辞書が設定されますので、必要に応じて切り替えてください。「登録」ボタンをクリックすると一括登録が行われます。
JIS 規定辞書フォーマットのテキストファイルを Wnn8 テキスト形式辞書に変換します。逆に Wnn8 ユーザー単語登録辞書を JIS 規定辞書フォーマットのテキストファイルに変換することもできます。
文字コードに関する制限事項
変換元の JIS テキスト辞書に使用可能な文字コードは、EUC、JIS および S-JIS です。また第 3、第 4 水準の文字には対応していません。
なお出力されるファイルは、Wnn、JIS ともに EUC になります
指定できる Wnn8 辞書の形式
Wnn8 -> JIS 変換を行う場合、Wnn8 辞書ファイルはバイナリ辞書、テキスト辞書ともに指定可能です。従って、テキスト辞書への変換を行わずに直接辞書ディレクトリ上の「ユーザー単語登録辞書」を指定することも可能です。