Solaris 10 10/08 インストールガイド (インストールとアップグレードの計画)

ZFS ブート環境のブート (概要)

複数の OS がインストールされている、または ZFS ルートプールに複数のルートブート環境を持つシステムの場合、これらのブート環境から SPARC プラットフォーム用と x86 プラットフォーム用の両方のブートが可能です。ブート可能なブート環境には、Solaris Live Upgrade で作成されたブート環境も含まれます。

SPARC および x86 ベースのシステムの両方で、ZFS ルートプールごとに 1 つのデータセットがデフォルトのルートファイルシステムとして指定されます。SPARC の場合は boot コマンドを入力、x86 の場合は GRUB メニューのデフォルトを選択すると、このデフォルトのルートファイルシステムがブートされます。

表 7–1 ブートに関する情報の参照先

説明 

情報 

ブート機能の概要 

『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 8 章「システムのシャットダウンとブートの概要」

ブート機能のもう少し詳しい概要 

『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 9 章「システムのシャットダウンとブート (概要)」

x86: menu.lst ファイルの編集、menu.lst ファイルの検索など、ブートの処理手順の変更についての情報

『Solaris のシステム管理 (基本編)』「x86 システムでの Solaris ブート動作の変更 (作業マップ)」

ZFS ファイルシステムのブート手順 

『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 12 章「Solaris システムのブート (手順)」

GRUB menu.lst ファイルの検索、bootadm コマンドの実行など、ブートアーカイブの管理手順

『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 13 章「Solaris ブートアーカイブの管理 (手順)」