Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 管理ガイド

Procedure参照の完全性プラグインを設定する


注 –

参照の完全性プラグインで使用される全データベースのすべての属性に、インデックスを設定する必要があります。インデックスはすべてのデータベースの設定内で作成する必要があります。旧バージョン形式の更新履歴ログが有効になっている場合、cn=changelog サフィックスにインデックスを設定する必要があります。詳細については、第 13 章「Directory Server のインデックス」を参照してください。


レプリケートされた環境では、特定の制限が参照の完全性プラグインの使用に関連付けられています。これらの制限の一覧については、「レプリケーションと参照の完全性」を参照してください。

このタスクは DSCC を使用して実行することができます。詳細については、「Directory Service Control Center のインタフェース」および DSCC オンラインヘルプを参照してください。

  1. すべてのレプリカが設定され、すべてのレプリケーションアグリーメントが定義されていることを確認します。

  2. 参照の完全性を維持する一連の属性を定義し、マスターサーバーで使用する更新間隔を決定します。

  3. 同じ属性セットと同じ更新間隔を使用して、すべてのマスターサーバーで参照の完全性プラグインを有効にします。

    • 参照の完全性の属性を定義するには、次のコマンドを使用します。


      $ dsconf set-server-prop -h host -p port ref-integrity-attr:attribute-name \
       ref-integrity-attr:attribute-name
      
    • 既存の属性リストに参照の完全性属性を追加するには、次のコマンドを使用します。


      $ dsconf set-server-prop -h host -p port ref-integrity-attr+:attribute-name
      
    • 参照の完全性の更新間隔を定義するには、次のコマンドを使用します。


      $ dsconf set-server-prop -h host -p port ref-integrity-check-delay:duration
      
    • 参照の完全性を有効にするには、次のコマンドを使用します。


      $ dsconf set-server-prop -h host -p port ref-integrity-enabled:on
  4. すべてのコンシューマサーバー上で参照の完全性プラグインが無効になっていることを確認します。