Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 管理ガイド

Directory Proxy Server による Directory Server の設定エントリへのアクセス

Directory Proxy Server の設定エントリは cn=config 内にあります。Directory Proxy Server を使用して設定エントリにアクセスすると、デフォルトでは、Directory Proxy Server の設定エントリにアクセスします。

ディレクトリサーバーの設定エントリにアクセスするには、Directory Proxy Server ではなく Directory Server に直接接続することをお勧めします。Directory Server の設定方法の詳細は、第 4 章「Directory Server の設定」を参照してください。


注意 – 注意 –

ディレクトリサーバーの設定エントリにアクセスするよう Directory Proxy Server を設定し直すと、たいていは Directory Proxy Server の管理フレームワークが壊れます。


どうしても Directory Proxy Server からディレクトリサーバーの設定エントリにアクセスする必要がある場合は、Directory Proxy Server の管理フレームワークが壊れないよう、特別の手順をとります。この節では、Directory Proxy Server を使用してディレクトリサーバーの設定エントリにアクセスする方法について説明します。

ProcedureDirectory Proxy Server を使用して Directory Server の設定エントリにアクセスする

  1. 1 つまたは複数のデータソースを作成します。これについては、「LDAP データソースの作成と設定」を参照してください。

  2. LDAP データソースプールを作成します。これについては、「LDAP データソースプールの作成と設定」を参照してください。

  3. 1 つまたは複数のデータソースを、データソースプールに接続します。これについては、「LDAP データソースのデータソースプールへの接続」を参照してください。

    • 1 つの特定のデータソースの設定エントリを公開するには、1 つの LDAP データソースだけを LDAP データソースプールに接続します。


      $ dpconf attach-ldap-data-source -h host -p port pool-name data-source-name
      

      この手順を実行したあと、クライアントは、Directory Proxy Server に接続されているデータソースの設定エントリにアクセスできるようになります。

    • 任意の特定のデータソースの設定エントリを公開するには、複数の LDAP データソースを LDAP データソースプールに接続します。


      $ dpconf attach-ldap-data-source -h host -p port pool-name data-source-name \
       data-source-name ...

      この手順を実行したあと、クライアントは、Directory Proxy Server に接続されているデータソースの 1 つの設定エントリにアクセスできるようになります。ただし、クライアントには、設定エントリがどのデータソースに属するかはわかりません。

  4. LDAP データビューを作成して、cn=config を公開します。


    $ dpconf create-ldap-data-view -h host -p port view-name pool-name cn=config