Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 管理ガイド

dpadmdpconf の比較

次の表に、dpadm コマンドと dpconf コマンドの比較を示します。

表 17–1 dpadm コマンドと dpconf コマンドの比較

 

dpadm コマンド

dpconf コマンド

目的 

Directory Proxy Server のローカルインスタンスのプロセスやファイルを管理すること 

Directory Proxy Server のローカルやリモートのインスタンスを設定すること 

ユーザー 

オペレーティング システムのユーザー 

LDAP ユーザー 

ローカルまたはリモート 

コマンドはインスタンスに対してローカルでなければなりません。つまり、コマンドは、サーバーが実行中のホストで実行する必要があります。

コマンドはインスタンスに対してローカルにすることができますが、ネットワーク上のどの場所からも実行できます。

コマンドの使用例 

Directory Proxy Server のインスタンスを作成します。 

Directory Proxy Server のインスタンスを起動および停止します。 

証明書データベースを管理します。 

Directory Proxy Server のインスタンスの設定を変更します。 

データビューを作成します。 

データソースプールの負荷分散を設定します。 

サーバーの状態 

サーバーは稼動中でも停止していてもかまいません。 

サーバーは動作している必要があります。

コマンドがサーバーインスタンスを識別する方法 

インスタンスパスを指定することで識別します。インスタンスパスは相対でも絶対でもかまいません。 

ホスト名か IP アドレスと、ポート番号を指定することで識別します。 

コマンドは、LDAP ポート (-p) または LDAPS セキュアポート (-P) を使用します。コマンド行にポート番号が指定されていない場合は、PROXY_PORT 環境変数が使用されます。環境変数が設定されていない場合は、デフォルトポートが使用されます。