Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 管理ガイド

ログローテーションの設定例

ログサイズ、時間、またはその両方によってログのローテーションを設定する方法の例は、次のとおりです。

ログサイズに基づくログのローテーション

この節では、ログサイズだけに従ってログのローテーションを設定する方法の例を示します。次の設定では、最後にログのローテーションが行われてから経過した時間に関係なく、ログが 10M バイトに達したときにローテーションが行われます。


$ dpconf set-access-log-prop -h host1 -p 1389 log-rotation-policy:size \
  log-rotation-size:10M

時間に基づくログのローテーション

この節で示す例では、ログサイズに関係なく、最後のローテーションからの経過時間に従ってログローテーションを設定する方法を示します。

log-rotation-start-day を 31 に設定したときに、30 日しかない月の場合、ログのローテーションは次の月の最初の日に行われます。log-rotation-start-day を 31 に設定したときに、28 日しかない月 (2 月) の場合、ログのローテーションは 3 日に行われます。

時間とログサイズに基づくログのローテーション

この例では、ファイルサイズが十分に大きくなった場合の、指定した間隔でのログのローテーションの設定方法を示します。

次の設定では、ログファイルのサイズが 1M バイトを超えた場合に、毎日 3:00、11:00、19:00 にログのローテーションが行われます。ログファイルのサイズが 1M バイトを超えなければ、ログファイルのローテーションは行われません。


$ dpconf set-access-log-prop -h host1 -p 1389 log-rotation-frequency:8h \
 log-rotation-policy:periodic log-min-size:1M log-rotation-start-time:0300