Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 管理ガイド

Procedureクライアントと Directory Proxy Server 間のリスナーを設定する


注 –

この手順では、クライアントと Directory Proxy Server 間のセキュリティー保護されていないリスナーを設定します。セキュリティーが確保されているリスナーを設定するには、手順は同じですが、ldapldaps に置き換えます。


このタスクは DSCC を使用して実行することができます。詳細については、「Directory Service Control Center のインタフェース」および DSCC オンラインヘルプを参照してください。 DSCC では、このプロパティーを「パフォーマンス」タブで設定できます。

  1. セキュリティー保護されていないリスナーのプロパティーを表示します。


    $ dpconf get-ldap-listener-prop -h host -p port
    

    セキュリティー保護されていないリスナーのデフォルトプロパティーは、次のとおりです。


    connection-idle-timeout          :  1h
    connection-read-data-timeout     :  2s
    connection-write-data-timeout    :  1h
    is-enabled                       :  true
    listen-address                   :  0.0.0.0
    listen-port                      :  port-number
    max-connection-queue-size        :  128
    max-ldap-message-size            :  unlimited
    number-of-threads                :  2
    use-tcp-no-delay                 :  true
  2. 手順 1に一覧表示されているプロパティーの 1 つまたは複数を要件に応じて変更します。


    $ dpconf set-ldap-listener-prop -h host -p port property:new-value
    

    たとえば、host1 で実行されている Directory Proxy Server のインスタンスのセキュリティー保護されていないポートを無効にするには、次のコマンドを実行します。


    $ dpconf set-ldap-listener-prop -h host1 -p 1389 is-enabled:false

    注意 – 注意 –

    非特権ポート番号を使用する場合は、Directory Proxy Server を root として実行する必要があります。


    セキュリティー保護されていないポート番号を変更するには、次のコマンドを実行します。


    $ dpconf set-ldap-listener-prop -h host -p port listen-port:new-port-number
    
  3. 必要に応じて、変更を有効にするために Directory Proxy Server のインスタンスを再起動します。

    特定のリスナープロパティーの変更には、サーバーの再起動が必要です。サーバーの再起動が必要な場合は、dpconf アラートが表示されます。Directory Proxy Server の再起動については、「Directory Proxy Server を再起動する」を参照してください。