Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 管理ガイド

Procedureデータベースキャッシュを監視する

インストール時のキャッシュのデフォルトレベルはテスト環境に適したものであり、本稼働環境に適したものではありません。チューニング目的の場合は、サーバーのデータベースキャッシュを監視することもできます。

このタスクは DSCC を使用して実行することができます。詳細については、「Directory Service Control Center のインタフェース」および DSCC オンラインヘルプを参照してください。

  1. データベースキャッシュを監視します。


    $ ldapsearch -h host -p port -D cn=admin,cn=Administrators,cn=config -w - \
     -b "cn=monitor,cn=ldbm database,cn=plugins,cn=config" "(objectclass=*)"

    データベースキャッシュのサイズが十分に大きく、キャッシュのプライミングが終わっている場合は、ヒット率 (dbcachehitratio) を高くしてください。また、(dbcachepagein) で読み取られるページ数と (dbcacheroevict) で書き出されるクリーンページは、低くしてください。この場合、「高い」と「低い」というのは、配備の制約に対して相対的に高いか低いかを意味します。