Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 管理ガイド

Procedure複数の結合データビューが 1 つのデータビューを参照できるよう結合データビューを設定する

結合データビューで結合ルール設定情報を設定することにより、そのデータビューが複数の結合データビューから参照されるようにします。これを行うには、次の手順を実行します。

  1. 結合データビューで join-rule-control-enabledtrue に設定します。


    $ dpconf set-join-data-view-prop view-name join-rule-control-enabled:true

    join-rule-control-enabledtrue に設定すると、その結合データビューに格納された結合ルール設定情報がサーバーで使用されます。ある結合データビューに対して、結合ルール設定情報が二次データビューに格納されている場合、この情報はサーバーで使用されません。この情報をサーバーに使用させるには、結合データビューレベルで設定情報を手動で追加してください。

  2. 二次ビューが一次ビューに関連付けられる方法を決定する結合ルールを定義します。

    次のどちらかの結合ルールを使用できます。

    • DN 結合ルール


      $ dpconf set-join-data-view-prop view-name \
      dn-join-rule:uid=\${primary-view-name.uid},ou=People,dc=example
    • フィルタ結合ルール


      $ dpconf set-join-data-view-prop view-name \
      filter-join-rule:uid=\${primary-view-name.uid}

    上のコマンドで、属性名を変数として扱う場合には ${} で囲みます。属性名を ${} で囲まないと、その属性名は定数として扱われます。

    UNIX で bash または ksh を使用する場合、構築と同様に $ 文字は \${primary-view-name .uid} では \ でエスケープするべきですが、Windows の場合、エスケープは必要ありません。