Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 管理ガイド

属性タイプの表示

cn=schema エントリには複数の値を持つ属性 attributeTypes があり、ディレクトリスキーマの各属性タイプの定義を格納します。それらの定義は、ldapsearch(1) コマンドを使用して読み取ることができます。

Procedure属性タイプを表示する

このタスクは DSCC を使用して実行することができます。詳細については、「Directory Service Control Center のインタフェース」および DSCC オンラインヘルプを参照してください。

  1. ディレクトリスキーマに現在存在するすべての属性タイプ定義を表示するには、ldapsearch コマンドを使用します。


例 12–2 属性タイプの表示

次のコマンドは、すべての属性タイプの定義を表示します。


$ ldapsearch -T -b cn=schema "(objectclass=*)" attributeTypes

-T オプションにより、ldapsearch コマンドは LDIF 行を折りたたまないため、grepsed などのコマンドを使用して、出力を簡単に操作できます。次に、grep コマンドを使用して、このコマンドの出力をパイプすると、ディレクトリスキーマのユーザー定義拡張のみを表示できます。次に例を示します。


$ ldapsearch -T -b cn=schema "(objectclass=*)" attributeTypes | grep "user defined"
 attributeTypes: ( 1.2.3.4.5.6.7 NAME ( 'blog' 'blogURL' ) 
 DESC 'URL to a personal weblog' 
 SYNTAX 1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15 SINGLE-VALUE 
 X-ORIGIN 'user defined' )