Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 配備計画ガイド

配備計画について

配備計画は、Directory Server Enterprise Edition ソリューションの実装を成功させる上で重要なステップです。それぞれの企業には、その企業に独自の一連の目標、要件、および考慮すべき優先事項が存在します。計画の成功は、企業の目標を分析し、その目標を達成するためのビジネス要件を特定することから始まります。次に、ビジネス要件を技術要件に翻訳する必要があります。技術要件は、企業の目標を達成するシステムを設計および実装するための基礎として使用できます。

成功する配備計画は、入念な準備、分析、および設計の成果として得られるものです。計画プロセスのどこかで発生した誤りや失敗により、多くの問題を内包したシステムが生まれてしまう可能性があります。不十分な計画から生まれたシステムは、あとから重大な問題を引き起こす可能性があります。たとえば、システムに期待したパフォーマンスが出ない、保守が難しい、運用コストが高い、拡張性がない、などの問題が顕在化する可能性があります。

配備計画の原則については、『Sun Java Enterprise System 配備計画ガイド』で詳しく説明します。このガイドでは、明確に定義されたステップで配備計画を扱う「ソリューションライフサイクル」について言及します。