Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 配備計画ガイド

Procedure初期レプリケーション要件を決定するには

  1. 使用状況がピークに達する時間帯で、1 秒あたり最大何件の検索を処理できる必要があるかを見積もります。

    この見積もり値を「総検索数」とします。

  2. 単一のホストで処理できる 1 秒あたりの検索数をテストします。

    この見積もり値を「ホストあたりの検索数」とします。このテストは「レプリケーションを有効にした」状態で行う必要があります。

    ホストが処理できる検索数は、さまざまな変動要因の影響を受けます。特に影響が大きいのは、エントリのサイズ、ホストの容量、およびネットワークの速度です。これらのテスト作業に役立つパフォーマンステストツールが、サードパーティーから多数提供されています。SLAMD 分散負荷生成エンジン (SLAMD) は、ネットワークベースアプリケーションの負荷テストおよびパフォーマンス分析の用途向けに設計された、オープンソースの Java アプリケーションです。SLAMD を利用することで、レプリケーション評価のこの段階の作業を効率的に実行できます。SLAMD の詳細および SLAMD ソフトウェアのダウンロードについては、http://www.slamd.com を参照してください。

  3. 必要なホスト数を計算します。

    ホスト数 = 総検索数/ホストあたりの検索数