Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 インストールガイド

Procedureコアをアンインストールする


注 –

コアをアンインストールする前に、ディレクトリサーバープラグインをアンインストールしてください。

プラグインより先にコアをアンインストールすると、プラグインのビットは削除されますが、Directory Server からは登録解除されないため、手動で cn=pswsync,cn=plugins,cn=config を削除しないかぎり、Directory Server を起動できなくなります。


コアをアンインストールするには、次の手順を使用します。

  1. アンインストールプログラムを起動します。

    • Windows マシンの場合:

      1. スタート」ボタンをクリックし、「設定」->「コントロール パネル」の順に選択します。

      2. プログラムの追加と削除」をダブルクリックします。

      3. プログラムの追加と削除」ウィンドウで、「Identity Synchronization for Windows」を選択し、「削除」をクリックします。

    • Solaris の場合は runUninstaller.sh、Linux の場合は uninstaller.sh、Windows の場合は uninstall.cmd を実行します。

      これらのプログラムは、インストールディレクトリ (デフォルトでは、Solaris の場合は /opt/SUNWisw ディレクトリ、Linux の場合は /opt/sun/isw ディレクトリ) にあります。

  2. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。

  3. 設定ディレクトリのホスト名とポート番号を入力します。

    1. 設定ディレクトリのルートサフィックスを選択します。必要な場合は、「更新」をクリックしてサフィックスのリストを表示します。

    2. アンインストールプログラムと設定ディレクトリサーバーの間の通信をセキュリティー保護する場合は、「セキュリティー保護されたポート」ボックスにチェックマークを付け、Directory Server の SSL ポート番号を指定します。

  4. 設定ディレクトリの管理者の名前とパスワードを入力します。

  5. アンインストールするコアを選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 設定ディレクトリの URL を入力し、「更新」をクリックして、ドロップダウンリストから適切なルートサフィックスを選択します。

  7. 「次へ」をクリックして、さらにアンインストール関連の作業を行います。

  8. 概要ウィンドウが表示されます。このウィンドウに表示される指示に従います。

    1. Solaris システムの場合: アンインストールログは /var/sadm/install/logs/ に書き込まれます。

    2. Linux システムの場合: アンインストールログは /var/sadm/install/logs/ に書き込まれます。

    3. Windows システムの場合: アンインストールログは %TEMP% ディレクトリに書き込まれます。このディレクトリは、次の場所にある Local Settings フォルダのサブディレクトリです。

      C:\Documents and Settings\Administrator


    注 –

    Windows 2000 Advanced Server などの一部の Windows システムでは、Local Settings フォルダは隠しフォルダになっています。

    このフォルダと Temp サブディレクトリを表示するには、次の手順に従います。

    Windows エクスプローラを開き、メニューバーから「ツール 」->「フォルダ オプション」を選択します。「フォルダ オプション」ダイアログボックスが表示されたら、「表示」タブをクリックし、「すべてのファイルとフォルダを表示する」オプションを有効にします。


  9. 「閉じる」をクリックしてプログラムを終了します。


    注 –

    ハードドライブの障害によりコネクタファイルを失った場合など、何らかの理由で特定のコネクタに対してアンインストーラを実行できない場合は、idsync resetconn サブコマンドを使用します (「resetconn の使用」を参照)。

    このコマンドを実行すると、設定ディレクトリ内のコネクタの状態がアンインストール済みにリセットされるので、そのコネクタを別の場所に再インストールできるようになります。resetconn サブコマンドでは、設定ディレクトリにアクセスするその他のコマンドと同様に、次の 2 つのオプションを指定できます。

    • -e dir-source: リセットするディレクトリソースの名前を指定します。インストーラでは、ディレクトリソース名によってコネクタが識別されます。

    • -n (セーフモード): 実際の処理を行わずに、コマンドに指定された引数が正しいかどうかを示します。

      コマンドの例を次に示します。


      idsync resetconn -D "cn=Directory Manager" -w [-h CR-hostname]
      [-p 389] [-s dc=example,dc=sun,dc=com] -q [-Z] [-P "cert8.db"]
       [-m "secmod.db"] -e "dc=central, dc=example,dc=com" [-n]

      resetconn の出力は次のようになります。


      注意: このプログラムは、指定されたディレクトリソース 'dc=central,dc=example,dc=com' に関連するコネクタ
      のインストール状態を UNINSTALLED にリセットします。コネクタの状態を UNINSTALLED に変更するのは最後の手
      段です。これは、コネクタをアンインストールすることが目的ではありません。通常は、そのコネクタを使用する
      マシンを失い、アンインストーラを実行できない場合に使用します。また、このプログラムは既存の設定を書き換
      えます。これは少し手間のかかるプロセスです。処理を進める前に、コンソール、実行中のインストーラ、および
      その他すべてのアイデンティティ同期プロセスを停止します。また、設定レジストリ内の ou=Services ツリーを
      バックアップのために ldif ファイルにエクスポートします。
      コネクタのインストーラ設定をリセットしてよろしいですか (y/n)?