Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 インストールガイド

信頼できる SSL 証明書の要求

デフォルトでは、SSL を使用するよう設定されたコネクタは、信頼できない証明書、期限切れの証明書、および無効な証明書も含めて、Directory Server サーバーや Active Directory サーバーが返すあらゆる SSL 証明書を受け入れます。コネクタとサーバー間のネットワークトラフィックはすべて暗号化されますが、コネクタは本当の Active Directory または Directory Server に偽装したサーバーを検出しません。

コネクタが信頼できる証明書のみを受け入れるようにするには、コンソールを使用して「ディレクトリソースの設定」ウィザードの「拡張セキュリティーオプションの指定」パネルにある「信頼できる SSL の証明書を要求」オプションを有効にします (「Active Directory ソースの作成」を参照)。このオプションを有効にしたあと、idsync certinfo で報告された適切な CA 証明書をコネクタの証明書データベースに追加します。