ディレクトリサーバーコネクタコンポーネントの横にあるボタンを有効にし、「次へ」をクリックします。
「Directory Server コネクタのクレデンシャル」パネルが表示されます。
ユーザー DN のフィールドには、完全指定のディレクトリマネージャー識別名が自動的に入力されますが、この情報は必要に応じて変更できます。
次の情報を入力します。
「一次 Directory Server ユーザー DN」: デフォルトのユーザー DN を変更する必要がある場合は、完全指定のディレクトリマネージャー識別名を入力します。
「一次 Directory Server パスワード」: ディレクトリマネージャーのパスワードを入力します。
副マスターを使用している場合は、「二次 Directory Server ユーザー DN」と「二次 Directory Server パスワード」のフィールドが入力可能になります。このディレクトリマネージャーの DN フィールドには、「一次 Directory Server ユーザー DN」および「一次 Directory Server パスワード」フィールドと同じエントリが自動的に入力されます。この情報は必要に応じて変更できます。
Directory Server が準備済みでデータの同期が可能な状態であることが検証されます。Directory Server の準備 (「Sun ディレクトリソースの準備」) が完了している場合、コネクタが Directory Server との接続に使用するアカウント (たとえば、 uid=PSWConnector,suffix) が作成されます。
「次へ」をクリックして、「コネクタポートの設定」区画に進みます。
ドメイン名を含む完全修飾ローカルホスト名と、コネクタが待機する使用可能なポート番号を指定します。すでに使用されているポートを指定すると、エラーメッセージが表示されます。
「次へ」をクリックして「インストール準備完了」区画を表示します。この区画には、コネクタのインストール場所と、インストールに必要なディスク容量が表示されます。問題がなければ、「すぐにインストール」ボタンをクリックします。
コアをローカルマシンにインストールした場合、「インストール準備完了」区画には、コネクタのインストールに必要な容量が 0 と表示されます。これは、コアのインストール時にコネクタバイナリがすでにインストールされているためです。それ以上インストールするバイナリが存在しないため、追加容量も必要ありません。
コアをインストールしたマシンとは異なるマシンにコネクタをインストールする場合は、「インストール準備完了」区画に、ローカルマシンへのコネクタのインストールに必要な容量が表示されます。
コネクタのインストールは、次の 2 つのステップを経て完了します。
バイナリがインストールされる間、「ンストール中」区画と進捗バーが表示されます。
次に、「コンポーネントの設定」区画に進捗バーが表示されます。このステップの完了には数分かかります。
インストールを開始する前にコンソールを閉じなかった場合は、次の警告が表示されます (「ディレクトリサーバーコネクタのインストール」)。コンソールで「リセット」をクリックし、コネクタの設定を読み込み直してください。
両方のステップが完了すると、「インストール概要」区画が表示されます。
ディレクトリサーバープラグインは、優先ホストおよび副ホスト (存在する場合) に対して設定されます。
「はい」をクリックすると、ディレクトリサーバープラグインがすべてのホスト (優先ホストと副ホスト) で設定されます。
「いいえ」をクリックすると、あとでコマンド行ツールの idsync dspluginconfig を使用して設定できます。詳細については、付録 A 「Identity Synchronization for Windows コマンド行ユーティリティーの使用」を参照してください。
インストールログを表示する場合は、「詳細」ボタンをクリックします。
Solaris の場合: インストールログは /var/sadm/install/logs/ に書き込まれます。
Linux の場合: インストールログは /var/sadm/install/logs/ に書き込まれます。
Windows の場合: インストールログは %TEMP% ディレクトリに書き込まれます。このディレクトリは、通常、C:\Documents and Settings\Administrator の下にある Local Settings フォルダのサブディレクトリです。
Windows 2000 Advanced Server などの一部の Windows システムでは、Local Settings フォルダは隠しフォルダになっています。
このフォルダと Temp サブディレクトリを表示するには、Windows エクスプローラを開き、メニューバーから「ツール」->「フォルダ オプション」を選択します。「フォルダ オプション」ダイアログボックスが表示されたら、「表示」タブをクリックし、「すべてのファイルとフォルダを表示する」オプションを有効にします。
表示内容を確認したら、「完了」をクリックします。
ディレクトリサーバーコネクタのインストール後、リソースの設定時 (第 6 章「コアリソースの設定」) に設定したその他のコネクタをインストールできます。
追加のディレクトリサーバーコネクタをインストールする場合: 「インストールプログラムの実行」の手順に従ってインストールプログラムを再起動し、手順 1 から手順 7 を繰り返します。
Active Directory コネクタをインストールする場合: 「Active Directory コネクタのインストール」に進みます。
Windows NT コネクタをインストールする場合: 「Windows NT コネクタのインストール」に進みます。