Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 インストールガイド

Procedureネイティブパッケージを使用して Directory Server Enterprise Edition をアップグレードする

始める前に

すべての共有コンポーネントが最新であることを確認します。詳細は、「パッチを使用して共有コンポーネントをアップグレードする」を参照してください。

すでに Directory Server Enterprise Edition 6.0、6.1、または 6.2 がインストールされている場合は、次の手順でバージョン 6.3 にアップグレードします。

これらの手順を実行するには、root である必要があります。

Directory Server Enterprise Edition のアップグレードを終えても、Directory Server インスタンス、Directory Proxy Server インスタンス、および設定情報はすべて影響を受けません。

さまざまなプラットフォームで Directory Server Enterprise Edition をアップグレードするのに必要なパッチ番号を次の表に示します。新しいパッチバージョンが利用可能になった場合は、表に示すバージョンではなく新しいバージョンを使用してください。

説明 

Directory Server Enterprise Edition コア 

Directory Server Enterprise Edition ローカリゼーション 

パッチ ID: Solaris SPARC 

125276-07

125937-06

パッチ ID: Solaris 9 x86 

125277-07

125938-06

パッチ ID: Solaris 10 x86 または AMD x64 

125278-07

125938-06

パッチ ID: Linux 

125309-07

125939-06

パッチ ID: Windows 

Windows 用の Directory Server Enterprise Edition 6.1 パッチは提供されませんでした。そのため、このパッチは 6.1 インストールのアップグレードに適用されません。 

125311-07

125311-07


注 –

ローカライズされた Directory Server Enterprise Edition を正常に動作させるために、コアのパッチをインストールする前にローカライズされたパッチをインストールしてください。

各ローカリゼーションパッチには、選択したプラットフォームでサポートされるすべての言語が含まれます。


  1. DSCC レジストリを停止します。

    • Solaris の場合


      # dsadm stop /var/opt/SUNWdsee/dscc6/dcc/ads
    • Linux の場合


      # dsadm stop /var/opt/sun/dscc6/dcc/ads
    • Windows の場合


      dsadm.exe stop C:\Program Files\Sun\JavaES5\DSEE\var\dscc6\dcc\ads
  2. Directory Server および Directory Proxy Server の実行中のインスタンスをすべて停止します。

  3. 共有コンポーネントをアップグレードします。「パッチを使用して共有コンポーネントをアップグレードする」を参照してください。

  4. Directory Server Enterprise Edition 6.3 パッチをダウンロードします。

    詳細は、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 リリースノート』「ソフトウェアの入手」を参照してください。

  5. パッチを保存したディレクトリに移動します。

  6. 次のコマンドを実行してパッチをインストールします。

    • Solaris OS

      Directory Server Enterprise Edition をアップグレードする前に、119254-38 (Solaris 10 SPARC の場合) または 119255-38 (Solaris 10 x86 の場合) をインストールします。パッチのダウンロードについては、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 リリースノート』「ソフトウェアの入手」を参照してください。

      または、Directory Server Enterprise Edition アップグレードパッチの適用時に、Solaris 10 SPARC および Solaris 10 x86 で patchadd コマンドに -G を指定して実行します。

      例: # patchadd -G patch-id

      ほかの Solaris OS の場合は、次のコマンドを使用します。

      # patchadd patch-id

    • Linux

      1. installpatch ファイルの存在するディレクトリを開きます。

      2. installpatch を実行します。


        # ./installpatch

      インストール中に installpatch でエラーが表示されたら、エラーを解決してパッチを再インストールしてください。

    • Windows

      1. patch-id.exe 実行可能ファイルの存在するフォルダを開きます。

      2. patch-id.exe をダブルクリックします。

      ローカライズ版のパッチは、ベースパッチに同梱されています。

    パッチのインストールに成功したら、次のコマンドを実行します。


    # dsccsetup console-unreg
    # dsccsetup console-reg
  7. 必要に応じて Directory Server インスタンスおよび Directory Proxy Server インスタンスを起動します。

  8. DSCC レジストリを再起動します。

    • Solaris の場合


      # dsadm start /var/opt/SUNWdsee/dscc6/dcc/ads
    • Linux の場合


      # dsadm start /var/opt/sun/dscc6/dcc/ads
    • Windows の場合


      dsadm.exe start C:\Program Files\Sun\JavaES5\DSEE\var\dscc6\dcc\ads
次の手順

ソフトウェアのインストール後に、「環境変数」を参照してください。