Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 トラブルシューティングガイド

insync および repldisc コマンドを使用したデータの収集

insync および repldisc コマンドの出力を、レプリケーション不一致のトラブルシューティングに役立てます。

insync コマンドは、マスターレプリカと 1 つ以上のコンシューマレプリカ間の同期状態を示します。この情報をボトルネックの特定に活用できます。レプリケーション不一致の問題を解決するには、このデータを定期的に取得する必要があります。詳細は、insync コマンドの使用」を参照してください。

insync コマンドを使用してボトルネックを検出した場合 (たとえば、このツールの出力からボトルネックが遅延の増加によるものであることがわかった場合)、nsds50ruv および ds6ruv 属性データの収集を開始することが役立ちます。このデータは、停止する可能性のある時点および場所を特定するのに役立ちます。nsds50ruv および ds6ruv 属性の詳細については、「レプリカ更新ベクトル (RUV) について」を参照してください。

repldisc コマンドは、既知のレプリカすべてのグラフを作成してから結果を行列で表示して、レプリケーショントポロジを示します。詳細は、repldisc コマンドの使用」を参照してください。