Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 トラブルシューティングガイド

Solaris での Directory Proxy Server 6.3 のハングアップに関するデータの収集

jstat ツールは、CPU の使用量をスレッドごとに示します。jstat ツールの実行と同時に jstack ユーティリティーを使用してスレッドスタックを収集する場合は、jstack の出力を使って問題発生時のスレッドの動作を確認できます。jstack および jstat ツールを同時に何度も実行していくと、問題が同じスレッドで発生していたのか、また同じ関数呼び出しで発生していたのかを確認できます。

実行中の Directory Proxy Server のプロセス ID を取得するには、jps コマンドを使用します。たとえば、Solaris では、次のようにこのコマンドを実行します。


# jps
8393 DistributionServerMain
2115 ContainerPrivate
21535 startup.jar
16672 Jps
13953 swupna.jar

次のように使用状況の情報を収集します。


# ./scp DPS-PID

DPS-PID フィールドには、応答しないプロセスの PID を指定します。

Solaris およびその他の UNIX プラットフォームでは、次のように truss コマンドを使用して、クラッシュ時に発生するシステムコールを表示します。


truss -o /tmp/trace.txt -ealf -rall -wall -vall -p 21362

21362 は、応答しないプロセスの PID に対応します。