Sun Java System Communications Services 2005Q4 リリースノート

LDAP Directory Server 属性のインデックス作成

Calendar Server が LDAP Directory Server アクセスするときのパフォーマンスを向上させるには、LDAP 設定ファイルの各種属性にインデックスを追加します。

設定プログラム comm_dssetup.pl は、オプションでインデックス作成を行います。


ヒント –

インデックス作成によってパフォーマンスがどれだけ変わったかを調べるには、次のテストを実行します。

  1. インデックス作成を実行する前に、次の LDAP コマンドの実行に要する時間を計測します。


    ldapsearch -b "base" "(&(icscalendarowned=*
    user*)(objectclass=icsCalendarUser))"

    ここで、base は、Calendar Server のユーザーとリソースのデータが格納されている Directory Server の LDAP ベース DN です。 user は、一般ユーザーが Calendar Express の「登録」> 「カレンダ検索」ダイアログで入力できる値です。

  2. icsCalendarOwned のインデックス作成を実行します。

  3. 再度 LDAP コマンドを実行して、時間を計測します。


    ldapsearch -b "base"
     "(&(icscalendarowned=*user*)(objectclass=icsCalendarUser))"

    ここで、base は、Calendar Server のユーザーとリソースのデータが格納されている Directory Server の LDAP ベース DN です。 user は、一般ユーザーが Calendar Express の「登録」> 「カレンダ検索」ダイアログで入力できる値です。

  4. 時間を比較します。2 つの時間に測定可能な差異が存在するはずです。