Sun Java System Communications Services 2005Q4 リリースノート

推奨されなくなった機能

次の各機能のサポートは、将来のリリースでは削除される可能性があります。

Messenger Express と Calendar Express

この先、Messenger Express および Calendar Express ユーザーインタフェースに新しい機能は追加されません。新しい Communications Express ユーザーインタフェースが追加されたため、Messenger Express および Calendar Express の使用は推奨されていません。Sun Microsystems, Inc. は Messenger Express および Calendar Express を廃止する時期を発表する予定です。

次の各バグは、非推奨の Messenger Express 製品に影響します。

「上へ」と「下へ」ボタンが削除された。(バグ ID なし)

フィルタのソート方法を指定する「上へ」と「下へ」ボタンが削除されました。

『Messenger Express Customization Guide』でハッシュ作成ディレクトリを参照しない (6190726)

このマニュアルでは、次の場所で利用可能な ispell ソースファイルが参照されるべきでした。http://www.gnu.org/software/ispell/ispell.html

プロキシサーバー設定を使用していると、Internet Explorer 6 で Messenger Express に障害が発生する場合がある。(4925995)

回避策

Internet Explorer のエンコードメニューの「自動選択」を有効または無効にします。サーバーに直接接続するか、別のプロキシサーバーに切り替えてください。

「詳細メールフィルタ条件」ウィンドウから機能が削除された。(4908625)

フィルタのタイムフレームを指定する機能は、Messaging Server 6.0 パッチ 1 リリースの「詳細メールフィルタ条件」ウィンドウ (「メールフィルタ」ユーザーインタフェースの) から削除されました。この機能は、配下のサポートを利用できないために削除されました。

既存のグループ内にグループを作成すると、次のエラーが発生する。pab::PAB_ModifyAttribute:ldap error (No Such object).(4883651)

ローカライズされた Messenger Express が、Outlook Express によって作成されたフォルダのいくつかをマージしない。(4653960)

Messenger Express のデフォルト「送信済み」フォルダを Outlook Express で作成した「送信済みアイテム」フォルダと置き換えたいことがあります。このため、両方のクライアントから送信されたすべてのメッセージは、「送信済みアイテム」フォルダにコピーされます。この処理は、特に日本語版では簡単ではありません。

回避策

  1. 日本語版の i18n.js を編集して、Outlook Express の「送信済みアイテム」の翻訳と一致させます。

    				  i18n[’sent folder IE’] = ’soushinzumiaitemu’ 
    				  fldr[’Sent Items’] = ’soushinzumiaitemu’
    				  
  2. 一般ユーザーは、最初に Outlook Express を使って Messaging Server にログインする必要があります。

Directory Server 5.1 以降では、個人アドレス帳の単一の連絡先に複数の電子メール ID を入力できない。(4633171)

Directory Server の適切な動作です。複数の電子メール ID を入力できるのは、Netscape Directory Server 4.x の問題が原因です。

管理コンソール

Sun Java System 管理コンソールは、推奨されなくなり、将来のリリースでは Messaging Server 製品から削除されます。

次の各バグは、非推奨の管理コンソール製品に影響します。

Red Hat Linux プラットフォームで管理コンソールを起動できない。(6215646)

Red Hat Linux 3.x では、管理コンソールを起動できません。管理コンソールで Messaging Server ノードまたは「開く」ボタンをクリックしても、何も起こりません。Red Hat Linux 2.x では、コンソールは起動されますが、「証明書の管理」ボタンが表示されません。

管理コンソールからサービスを起動/停止できない (6215105)

IMAP、POP、MTA、および HTTP サービスを管理コンソールから停止できません。最終的にはコンソールが停止します。このバグは、次回のパッチリリースで修正されます。

Administration Server コンソールは、SSL モードに事前設定された Messaging Server を認識しない。(5085667)

SSL を使用するように Messaging Server を事前設定した場合に、Administration Server コンソールから Messaging Server の設定にアクセスする場合は、コンソールはインストールされた証明書を認識しません。Administration Server コンソールは、新しいキーデータベースの作成を試みます。

回避策

管理コンソールを使用する前に、次のようにして SSL 証明書のシンボリックリンク (symlink) を、<msg-svr-root>/config 領域から <admin-server-root>/alias 領域へ作成します。

(Linux) オンラインヘルプを開こうとすると、Messaging Server コンソールにエラーが表示される。(5054732)

管理コンソールからユーザーを作成できない (4852026 および 4852004)

Messaging Server では、管理コンソールを使用してユーザーまたはグループを作成することができなくなりました。ユーザーエントリとグループエントリは、ユーザー管理ユーティリティーを使用して作成する必要があります。管理コンソールを使用して作成したユーザーとしてログインするか、そのようなユーザーにメールを送信すると、次のようなエラーメッセージが表示されることがあります。

Quota root does not exist

4.0.0 temporary error returned by alias expansion: . . .

Netscape ブラウザのサポート

将来のある時点で、Netscape ブラウザのサポートが Firefox ブラウザのサポートに置き換わります。