このリリースの新機能

Communications Services Delegated Administrator を使用する場合は、ユーザーは LDAP Schema 2 ディレクトリのみでプロビジョニングできます。LDAP Schema 1 ディレクトリで Messaging Server ユーザーをプロビジョニングするには、推奨されなくなったツールの iPlanet Delegated Administrator を使用する必要があります。

Delegated Administrator 6 2005Q4 リリースに実装された新機能は、次のとおりです。

• Delegated Administrator コンソールが Calendar Server のプロビジョニングをサポートする。

  以前のリリースでは、Delegated Administrator ユーティリティー (commadmin ) のみが、Calendar Server をサポートしていました。

  Calendar Server のサポートを実現するコンソール機能は、次のとおりです。

  • カレンダサービスを含むサービスパッケージを組織に割り当てたり、ユーザーに割り当てたりできる。

  • コンソールでカレンダリソースを作成および管理できる。

• コンソールでグループを作成および管理できる。グループは、Messaging Server によって使用されるメールサービス (メーリングリスト) を持つことができます。

• サービスパッケージが追加の機能や柔軟性を提供する。

  • 新しい種類のサービスパッケージが実装された。メールユーザー用のサービスパッケージのほかに、カレンダユーザー用とメールグループ用のサービスパッケージが追加されました。

  • 複数のサービスをまとめて単一のサービスパッケージにすることができる。1 種類のサービスパッケージが、メールサービスとカレンダサービスの両方をユーザーに提供します。

  • サービスパッケージを割り当てる場合、「サービスパッケージの割り当て」ウィザードを使えば、サービス関連の属性に特定の値を指定できる。指定された値は、ターゲットとなるユーザー、グループ、または組織に対するサービスパッケージ自体の値を上書きします。

• Delegated Administrator コンソールのインタフェースが改善された。たとえば、次のような強化が施されました。

  • 組織ビューで、2 行目のタブが追加された。これらのタブを選択することで、ユーザー、グループ、カレンダリソース、サービスパッケージ、またはプロパティーの一覧を表示できます。前回のリリースでは、ユーザー、サービスパッケージ、およびプロパティーの一覧は、ドロップダウンリスト経由で表示されていました。

  • 個々のユーザーまたはグループにサービスパッケージを割り当てる必要がなくなった。前回のリリースでは、各ユーザーにサービスパッケージを割り当てる必要がありました。