Sun Java System Communications Services 2005Q4 リリースノート

マニュアル

この節では、Delegated Administrator のマニュアルやオンラインヘルプに含まれる、間違った情報や不完全な情報について説明します。

Delegated Administrator コンソールのオンラインヘルプ内に「ユーザープロパティー」ページの「利用可能な言語」リストに関する記述がない。(6307846)

「利用可能な言語」ドロップダウンリストを使えば、言語タグ付きユーザー名に対する言語を選択できます。

「利用可能な言語」リストから、ユーザー名に対する目的の言語を選択します。(「利用可能な言語」リストは、「名」、「姓」、および「表示名」フィールドの横に表示される。)

次に、名と姓を入力し、「保存」をクリックします。すると、言語タグ付きの名、姓、および共通名が LDAP エントリに入力されます。

たとえば、「利用可能な言語」リストから「ドイツ語」を選択し、名として「Gerard」を、姓として「Schroeder」をそれぞれ入力した場合、ユーザーの LDAP エントリに次の属性が追加されます。


givenname;lang-de:Gerard
sn;lang-de:Schroeder
cn;lang-de:Gerard Schroeder

ロケールに対応したアプリケーションは、ユーザーの選択言語がドイツ語であった場合に、この cn を表示します。

「利用可能な言語」リスト内の「デフォルト」は、タグ付きでない必須の givennamesn、および cn 属性に対応しています。

共有組織の場合、「新しい組織を作成」ウィザードに「カレンダサービスの詳細」が表示されない。このことはオンラインヘルプで説明されていない。(6295181)

Delegated Administrator コンソールで共有組織を作成する場合、「新しい組織を作成」ウィザードに「カレンダサービスの詳細」パネルが表示されません。さらに、共有組織の作成後、その共有組織の「プロパティー」ページに「カレンダサービスの詳細」が表示されません。

これは、共有組織の作成時には、共有親ドメインからカレンダサービスの属性が継承されるからです。したがって、新しい共有組織に固有のカレンダサービス情報を作成したり表示したりすることはできません。

親ドメインを編集する権限を持っているのは、最上位管理者だけです。

Delegated Administrator コンソールのオンラインヘルプには、こうした動作の説明がありません。