Sun GlassFish Communications Server 1.5 管理ガイド

SIP サービス

次の SIP サービスの属性を、管理コンソールを使用するか、asadmin get および set コマンドを使用して変更できます。SIP サービスの属性は、SIP サービスのすべてのリスナーに適用されます。

SIP サービスには、アクセスログ、要求処理、キープアライブ、SIP プロトコル、SIP リスナー、および接続プールのサブ要素があります。

SIP サービスのサブ要素および属性を管理コンソールを使用して編集するには、「設定」> config-name >「SIP サービス」の順にクリックします。

SIP サービスのすべてのサブ要素を表示するには、次のコマンドを使用できます。

list server-config.sip-service.*

SIP サービスのアクセスログ属性の設定

SIP サービスでアクセスログのローテーションを有効化および設定できます。これらのログは as-install/domains/domain_dir/logs/sipaccess ディレクトリに保存され、ファイル名は sip_access_log.yyyy-mm-dd のようになります。この場所は、sip-service 要素以下の accesslog プロパティーを編集することで変更できます。

sip-service 以下の accessLoggingEnabled プロパティーは、SIP アクセスログの有効化に使用します。アクセスログを有効または無効にしたら、サーバーを再起動します。次のコマンドを使用します。

asadmin set config.sip-service.property.accessLoggingEnabled=true

sip-service 以下の accesslogsize プロパティーは、ファイルサイズに基づくログのローテーションに使用できます。このプロパティーのデフォルト値は 2000000 です。

SIP サービスのアクセスログ属性を次に示します (括弧内は domain.xml ファイルで定義される実際の属性名)。

これらのプロパティーは、管理コンソールか、次の get および set コマンドを使用して編集できます。

SIP サービスのアクセスログのプロパティー値をすべて取得するには、asadmin get server-config.sip-service.access-log.* コマンドを使用します。

SIP サービスのアクセスログの属性を設定するには、set コマンドを asadmin set server-config.sip-service.access-log.rotation-enabled=false のように実行します。

SIP サービスのキープアライブ属性の設定

これらの属性は、管理コンソールか、次の get および set コマンドを使用して編集できます。

SIP サービスのキープアライブ属性およびプロパティーをすべて取得するには、asadmin get server-config.sip-service.keep-alive.* コマンドを使用します。

SIP サービスのキープアライブの timeout-in-seconds プロパティーを設定できます。デフォルトでは、このプロパティーは -1 に設定されています。0 以下を設定すると、キープアライブ接続は開いたままになります。

SIP サービスのキープアライブの属性を設定するには、set コマンドを asadmin set server-config.sip-service.keep-alive.timeout-in-seconds=0 のように使用します。

SIP サービスの接続プール属性の設定

これらの属性は、管理コンソールか、次の get および set コマンドを使用して編集できます。

SIP サービスの接続プールの属性値をすべて取得するには、asadmin get server-config.sip-service.connection-pool.* コマンドを使用します。

SIP サービスの接続プールの属性を設定するには、set コマンドを asadmin set server-config.sip-service.connection-pool.receive-buffer-size-in-bytes=10 のように使用しします。

SIP サービスのプロトコル属性の設定

これらの属性は、管理コンソールか、次の get および set コマンドを使用して編集できます。

SIP サービスプロトコルのすべての属性とプロパティーの値を取得するには、asadmin get server-config.sip-service.sip-protocol.* コマンドを使用します。

SIP サービスプロトコルの属性を設定するには、set コマンドを asadmin set server-config.sip-service.sip-protocol.default-tcp-transport=false のように使用します。

SIP サービスプロトコルには、SIP タイマーというサブ要素があります。SIP サービスプロトコルのサブ要素は、asadmin list server-config.sip-service.access-log.* コマンドを使用して一覧表示できます。

SIP サービスタイマーのすべての属性とプロパティーの値を取得するには、asadmin get server-config.sip-service.protocol.sip-timers.* コマンドを使用します。