Sun GlassFish Communications Server 1.5 クイックスタートガイド

はじめに

このクイックスタートガイドでは、サーバーを起動し、アプリケーションを配備し、ロードバランスやフェイルオーバーを設定するための基本的な手順について説明します。

ここでは、Sun GlassFishTM Communications Server のマニュアルセット全体に関する情報と表記規則について説明しています。

Sun GlassFish Communications Server のマニュアルセット

表 P–1 Communications Server のマニュアルセットの内容

マニュアル名 

説明 

Documentation Center

タスクや主題ごとに整理された Communications Server のマニュアルのトピック。 

リリースノート

ソフトウェアとマニュアルに関する最新情報。サポートされているハードウェア、オペレーティングシステム、JavaTM Development Kit ( JDKTM)、およびデータベースドライバの包括的な表ベースの概要を含みます。

クイックスタートガイド

Communications Server 製品の使用を開始するための手順。 

Installation Guide

ソフトウェアとそのコンポーネントのインストール。 

アプリケーション配備ガイド

アプリケーションおよびアプリケーション コンポーネントの Communications Server への配備。配備記述子に関する情報を含みます。 

開発者ガイド

Communications Server 上で動作することを目的とし、Java EE コンポーネントおよび API のオープン Java スタンダードモデルに準拠した、Java 2 Platform, Enterprise Edition (Java EE プラットフォーム) アプリケーションの作成と実装。開発者ツール、セキュリティー、デバッグ、ライフサイクルモジュールの作成に関する情報を含みます。 

Java EE 5 Tutorial

Java EE 5 プラットフォームテクノロジと API を使用した Java EE アプリケーションの開発。 

Java WSIT Tutorial

Web サービス相互運用性テクノロジ (WSIT) を使用した Web アプリケーションの開発。WSIT テクノロジを使用する方法、時期、および理由と、各テクノロジがサポートする機能およびオプションについて説明します。 

管理ガイド

設定、監視、セキュリティー、資源管理、および Web サービス管理を含む Communications Server のシステム管理。 

高可用性 (HA) 管理ガイド

クラスタの設定、ノードエージェントの操作、およびロードバランサの使用法。 

Administration Reference

Communications Server 設定ファイル domain.xml の編集。

パフォーマンスチューニングガイド

パフォーマンスを向上させるための Communications Server の調整。 

Reference Manual

Communications Server で使用できるユーティリティーコマンド。マニュアルページのスタイルで記述されています。asadmin コマンド行インタフェースも含みます。

デフォルトのパスおよびファイル名

次の表は、このマニュアルで使用されているデフォルトのパス名とファイル名について説明したものです。

表 P–2 デフォルトのパスおよびファイル名

プレースホルダ 

説明 

デフォルト値 

as-install

Communications Server のベースインストールディレクトリを表します。 

SolarisTM および Linux へのインストールで、root ユーザーではない場合:

user’s-home-directory/SUNWappserver

Solaris および Linux へのインストールで、root ユーザーである場合: 

/opt/SUNWappserver

Windows のすべてのインストールの場合: 

SystemDrive:\Sun\AppServer

domain-root-dir

すべてのドメインを含むディレクトリを表します。 

すべてのインストール: 

as-install/domains/

domain-dir

ドメインのディレクトリを表します。 

設定ファイルには、次のように表される domain-dir があります。

${com.sun.aas.instanceRoot}

domain-root-dir/domain-dir

instance-dir

サーバーインスタンスのディレクトリを表します。 

domain-dir/instance-dir

samples-dir

サンプルアプリケーションを含むディレクトリを表します。  

as-install/samples

docs-dir

ドキュメントを含むディレクトリを表します。  

as-install/docs

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

表 P–3 表記上の規則

字体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力を示します。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用して、すべてのファイルを表示します。

machine_name% you have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 

machine_name% su

Password:

AaBbCc123

変数を示します。実際に使用する名前または値で置き換えます。 

ファイルを削除するには、rm filename と入力します。

AaBbCc123

書名、新出用語、強調する用語を示します (一部の強調された項目はボールドで表示されます)。 

ユーザーズガイド』の第 6 章を参照してください。

キャッシュは、ローカルに保存されたコピーです。

ファイルを保存しないでください

記号の表記ルール

この表は、このマニュアルで使用される記号について説明したものです。

表 P–4 記号の表記ルール

記号 

説明 

例 

意味 

[ ]

省略可能な引数やコマンドオプションが含まれます。 

ls [-l]

-l オプションは必須ではありません。

{ | }

必須コマンドオプションの選択項目が含まれています。 

-d {y|n}

-d オプションには、y 引数または n 引数のいずれかを使用する必要があります。

${ }

変数参照を示します。 

${com.sun.javaRoot}

com.sun.javaRoot 変数の値を参照します。

同時に実行する複数のキーストロークを結び付けます。 

Control-A 

コントロールキーを押しながら A キーを押します。 

連続で複数のキーストロークを行います。 

Ctrl + A + N 

Control キーを押して離してから、次のキーを押します。 

-> 

グラフィカルユーザーインタフェースでのメニュー項目の選択を示します。 

「ファイル」->「新規」->「テンプレート」 

「ファイル」メニューから「新規」を選択します。「新規」サブメニューから、「テンプレート」を選択します。 

マニュアル、サポート、およびトレーニング

Sun の Web サイトには、次に示す関連情報が示されています。

第三者の Web サイト参照

このマニュアル内で参照している第三者の URL は、追加の関連情報を提供します。


注 –

このマニュアル内で引用する第三者の Web サイトの可用性について Sun は責任を負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを通じて利用可能な、コンテンツ、広告、製品、その他の素材について、Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを経由して利用可能な、コンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生した、あるいは発生したと主張されるいかなる損害や損失についても、Sun は一切の責任を負いません。


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