Sun GlassFish Communications Server 1.5 高可用性 (HA) 管理ガイド

Netbackup の使用


注 –

この手順は、Sun QA によって確認されていません。


各マシンのイメージを保存するには、Veritas Netbackup を使用します。BPIP の場合は、Web サーバーおよび Application Server とともに 4 つのマシンをバックアップします。

復元されたそれぞれのマシンについて、元のマシンと同じ設定 (同じホスト名、IP アドレスなど) を使用します。

Communications Server のようなファイルベース製品では、関連するディレクトリだけをバックアップおよび復元します。ただし、Web サーバーイメージのようなパッケージベースのインストールでは、マシン全体をバックアップおよび復元する必要があります。パッケージは、Solaris パッケージデータベースにインストールされます。そのため、ディレクトリだけをバックアップし、続いて新しいシステムに復元すると、パッケージデータベースには情報のない、「展開された」Web サーバーになります。このため、今後のパッチ適用やアップグレードで問題が発生する可能性があります。

Solaris パッケージデータベースを手動でコピーおよび復元しないでください。代替方法は、Web サーバーなどのコンポーネントのインストール後にマシンのイメージをバックアップすることです。これをベースライン tar ファイルと呼びます。Web サーバーに変更を加えた場合は、たとえば /opt/SUNWwbsvr の下にあるこれらのディレクトリをバックアップします。復元するには、ベースライン tar ファイルから開始し、次に変更した Web サーバーディレクトリを上書きコピーします。同様に、MQ でもこの手順を使用できます (BPIP のパッケージベースのインストール)。元のマシンをアップグレードまたはパッチ適用する場合、新しいベースライン tar ファイルを作成する必要があります。

DAS のあるマシンがダウンすると、復元するまで利用できない時間が発生します。

DAS は、中央リポジトリです。サーバーインスタンスを復元して再起動すると、DAS にある情報とのみ同期されます。そのため、すべての変更は asadmin または 管理コンソール を使用して実行する必要があります。