Sun Server Hardware Management Pack の機能

Sun Server Hardware Management Pack (Hardware Management Pack) は、Sun サーバーの管理および設定に役立つツールを提供します。Hardware Management Pack は、Sun SSM Component Manager を使用して Sun サーバーにインストールするコンポーネントで構成されます。Sun SSM Component Manager は Hardware Management Pack の一部として提供されます。

Hardware Management Pack コンポーネントを使用すると、次のことが可能になります。

• オペレーティングシステムレベルで管理エージェントを使用すると、SNMP (ネットワーク管理用プロトコルの一種。Simple Network Management Protocol の略) を介した Sun サーバーハードウェアの帯域内監視が可能になります。この情報を使用して、Sun サーバーをデータセンター管理インフラストラクチャーに統合できます。

• 管理エージェントを使用すると、RAID アレイを含む Sun サーバーのストレージデバイスの帯域内監視が可能になります。この情報は、Integrated Lights Out Manager (ILOM) Web インタフェースまたはコマンド行インタフェース (Command-Line interface、CLI) から表示できます。

• コマンド行ツールを使用して、サーバーに BIOS、RAID ボリューム、および ILOM サービスプロセッサを設定できます。

• コマンド行ツールを使用して、サーバーコンポーネントをアップグレードできます。

• IPMItool を使用して、IPMI プロトコルを介して Sun サーバーサービスプロセッサにアクセスし、管理タスクを実行できます。

Hardware Management Pack コンポーネントは、Sun SSM Component Manager (Component Manager) を使用してインストールされます。Component Manager は Hardware Management Pack の一部として提供されます。このドキュメントでは、Hardware Management Pack コンポーネントの概要およびインストール方法について説明します。

Hardware Management Pack コンポーネントの設定および使用方法の詳細については、次に示す個々のコンポーネントのドキュメントを参照してください。

• 『Sun Server Management Agents 2.0 ユーザーズガイド』

• 『Sun Server CLI ツールおよび IPMItool 2.0 ユーザーズガイド』