サーバーで要求を処理するには、待機ソケットを介して要求を受け入れてから、適切なサーバーにその要求を送信する必要があります。プロキシサーバーをインストールすると、ls1 という待機ソケットが自動的に作成されます。この待機ソケットには、0.0.0.0 の IP アドレスと、インストール時にプロキシサーバーのポート番号として指定したポート番号が割り当てられます。デフォルトの待機ソケットは削除できません。
「General」
「Listen Socket ID」:待機ソケットの内部名。待機ソケットの作成後は、この名前を変更できません。
「IP Address」:待機ソケットの IP アドレス。このアドレスはドットで区切り、または IPv6 の表記法で指定できます。0.0.0.0、any、ANY 、または INADDR_ANY (すべての IP アドレス) を指定することもできます。
「Port」:待機ソケットを作成するポート番号。有効な値は 1 〜 65535 です。UNIX では、ポート 1 〜 1024 で待機するソケットを作成するには、スーパーユーザー権限が必要です。SSL 待機ソケットを設定し、ポート 443 で待機するようにします。
「Server Name」:この待機ソケットのデフォルトサーバー。
「Security」
セキュリティーが無効になっている場合は、次のパラメータのみが表示されます。
「Security」:選択した待機ソケットのセキュリティーを有効または無効にします。
セキュリティーが有効になっている場合は、次のパラメータが表示されます。
「Security」:選択した待機ソケットのセキュリティーを有効または無効にします。
「Server Certificate Name」: この待機ソケットに使用するインストール済みの証明書をドロップダウンリストから選択します。
「Client Authentication」:この待機ソケットにクライアント認証が必要かどうかを指定します。このパラメータはデフォルトで「Optional」になっています。
「SSL Version 2」: SSL バージョン 2 を有効または無効にします。この設定は、デフォルトで有効になっています。
「SSL Version 2 Ciphers」:この方式群に含まれるすべての暗号化を一覧表示します。チェックボックスを選択または選択解除して、編集中の待機ソケットに対して有効にする暗号化を選択します。デフォルトバージョンでは、選択解除されています。
「SSL Version 3」: SSL バージョン 3 を有効または無効にします。この設定は、デフォルトで有効になっています。
「TLS」:暗号化通信で TLS (Transport Layer Security) プロトコルを有効または無効にします。デフォルトでは、有効になっています。
「TLS Rollback」: TLS ロールバックを有効または無効にします。「TLS Rollback」を無効にすると、通信がバージョンロールバック攻撃を受けやすくなるので注意してください。デフォルトでは、有効になっています。
「SSL Version 3 and TLS Ciphers」:この方式群に含まれるすべての暗号化を一覧表示します。チェックボックスを選択または選択解除して、編集中の待機ソケットに対して有効にする暗号化を選択します。デフォルトバージョンでは、選択されています。
「Advanced」
「Number Of Acceptor Threads」: 待機ソケットの Acceptor Thread の数。推奨される値は、マシンのプロセッサの数です。デフォルト値は 1 で、値は 1 〜 1024 です。
「Protocol Family」: ソケットのファミリ・タイプ。有効な値は inet、inet6 、および nca です。IPv6 待機ソケットを使用する場合は、inet6 の値を使用します。Solaris Network Cache and Accelerator を使用する場合は、nca を指定します。
待機ソケットの追加、編集、および削除は、サーバーマネージャーの「Add Listen Socket」および「Edit Listen Sockets」ページを使用して実行できます。
待機ソケットのセキュリティーは、必要な証明書がインストールされた後、ドロップダウンボックスに「Disabled」のみが表示されるまで、オプションとして「Enabled」にできます。
ここでは、次の内容について説明します。
サーバーマネージャーにアクセスし、「Preferences」タブをクリックします。
「Add Listen Socket」リンクをクリックします。
「Add Listen Socket」ページが表示されます。
待機ソケットの内部名を入力します。
待機ソケットの作成後は、この名前を変更できません。
待機ソケットの IP アドレスを指定します。
IP アドレスはドットで区切り、または IPv6 の表記法で指定できます。0.0.0.0、any、ANY 、または INADDR_ANY (すべての IP アドレス) を指定することもできます。
待機ソケットを作成するポート番号を指定します。有効な値は 1 〜 65535 です。
UNIX の場合、ポート 1 〜 1024 で待機するソケットを作成するには、スーパーユーザー特権が必要です。SSL 待機ソケットを設定し、ポート 443 で待機するようにします。
サーバーがクライアントに送信するすべての URL のホスト名セクションで使用されるサーバー名を指定します。
この設定は、サーバーが自動生成する URL には影響しますが、サーバーに格納されているディレクトリおよびファイルの URL には影響しません。サーバーがエイリアスを使用する場合は、この名前もエイリアス名にする必要があります。
ドロップダウンリストから、待機ソケットでセキュリティーを有効と無効のどちらにするかを指定します。
「了解」をクリックします。
「Restart Required」をクリックします。
「Apply Changes」ページが表示されます。
「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。
サーバーマネージャーにアクセスし、「Preferences」タブをクリックします。
「Edit Listen Sockets」リンクをクリックします。
「Edit Listen Sockets」ページが表示されます。
「Configured Sockets」表で、編集する待機ソケットのリンクをクリックします。
「Edit Listen Sockets」ページが表示されます。
必要に応じて、オプションを変更します。
オプションの説明は、この節の最初を参照してください。
「了解」をクリックします。
「Restart Required」をクリックします。
「Apply Changes」ページが表示されます。
「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。