Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

キャッシュのバッチ更新

キャッシュバッチ更新機能によって、指定された Web サイトからファイルをプリロードしたり、すでにキャッシュ内にあるドキュメントに対して最新状態チェックを実行したりできます。これは通常、Proxy Server 上の負荷が最も低い状態にあるときに開始されます。「Cache Batch Updates」ページから、URL のバッチを作成、編集、削除することができ、バッチの更新を有効または無効にすることができます。

バッチ更新を実行するファイルを指定することによって、オンデマンドキャッシュとは異なり、コンテンツをアクティブにキャッシュできます。Proxy Server では、現在キャッシュ内にある複数のキャッシュに対して最新状態チェックを実行したり、特定の Web サイト内の複数のファイルをプリロードしたりできます。

サーバーとプロキシによるネットワークを含む大規模なサイトでは、バッチ更新機能を使用して、指定された Web 領域をプリロードすることもできます。バッチ処理では、ドキュメント内のリンクを再帰的に下降し、コンテンツをローカルにキャッシュします。この機能はリモートサーバー上では負荷が重くなる可能性があるので、注意が必要です。再帰が無制限に実行されないような方法が取られ、bu.conf 設定ファイル内のパラメータによって、このプロセスの一部を制御できます。

Proxy Server のアクセスログを使用して、一般に最もアクティブなサイトを判別し、これらのサイトに対してバッチ更新を実行してパフォーマンスを向上させます。