Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

待機ソケットの追加と編集

サーバーで要求を処理するには、待機ソケットを介して要求を受け入れてから、適切なサーバーにその要求を送信する必要があります。プロキシサーバーをインストールすると、ls1 という待機ソケットが自動的に作成されます。この待機ソケットには、0.0.0.0 の IP アドレスと、インストール時にプロキシサーバーのポート番号として指定したポート番号が割り当てられます。デフォルトの待機ソケットは削除できません。

セキュリティーが無効になっている場合は、次のパラメータのみが表示されます。

セキュリティーが有効になっている場合は、次のパラメータが表示されます。

待機ソケットの追加、編集、および削除は、サーバーマネージャーの「Add Listen Socket」および「Edit Listen Sockets」ページを使用して実行できます。

待機ソケットのセキュリティーは、必要な証明書がインストールされた後、ドロップダウンボックスに「Disabled」のみが表示されるまで、オプションとして「Enabled」にできます。

ここでは、次の内容について説明します。

Procedure待機ソケットを追加するには

  1. サーバーマネージャーにアクセスし、「Preferences」タブをクリックします。

  2. 「Add Listen Socket」リンクをクリックします。

    「Add Listen Socket」ページが表示されます。

  3. 待機ソケットの内部名を入力します。

    待機ソケットの作成後は、この名前を変更できません。

  4. 待機ソケットの IP アドレスを指定します。

    IP アドレスはドットで区切り、または IPv6 の表記法で指定できます。0.0.0.0anyANY 、または INADDR_ANY (すべての IP アドレス) を指定することもできます。

  5. 待機ソケットを作成するポート番号を指定します。有効な値は 1 〜 65535 です。

    UNIX の場合、ポート 1 〜 1024 で待機するソケットを作成するには、スーパーユーザー特権が必要です。SSL 待機ソケットを設定し、ポート 443 で待機するようにします。

  6. サーバーがクライアントに送信するすべての URL のホスト名セクションで使用されるサーバー名を指定します。

    この設定は、サーバーが自動生成する URL には影響しますが、サーバーに格納されているディレクトリおよびファイルの URL には影響しません。サーバーがエイリアスを使用する場合は、この名前もエイリアス名にする必要があります。

  7. ドロップダウンリストから、待機ソケットでセキュリティーを有効と無効のどちらにするかを指定します。

  8. [了解]をクリックします。

  9. 「Restart Required」をクリックします。

    「Apply Changes」ページが表示されます。

  10. 「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。

Procedure待機ソケットを編集するには

  1. サーバーマネージャーにアクセスし、「Preferences」タブをクリックします。

  2. 「Edit Listen Sockets」リンクをクリックします。

    「Edit Listen Sockets」ページが表示されます。

  3. 「Configured Sockets」表で、編集する待機ソケットのリンクをクリックします。

    「Edit Listen Sockets」ページが表示されます。

  4. 必要に応じて、オプションを変更します。

    オプションの説明は、この節の最初を参照してください。

  5. [了解]をクリックします。

  6. 「Restart Required」をクリックします。

    「Apply Changes」ページが表示されます。

  7. 「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。

Procedure待機ソケットを削除するには

  1. サーバーマネージャーにアクセスし、「Preferences」タブをクリックします。

  2. 「Edit Listen Sockets」リンクをクリックします。

  3. 削除する待機ソケットの隣のチェックボックスを選択し、「了解」をクリックします。

    削除を確認するプロンプトが表示されます。任意の待機ソケットを削除できますが、そのインスタンスに待機ソケットが 1 つしかない場合は削除できません。

  4. 「Restart Required」をクリックします。

    「Apply Changes」ページが表示されます。

  5. 「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。