Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

HTTP キープアライブの設定

「Configure HTTP Client」ページを使用して、プロキシサーバーのキープアライブを有効にします。

キープアライブとは、クライアントがオープン接続をすぐに再利用できるように、要求の完了後も接続を開いたままにしておく、TCP/IP の機能です。デフォルトでは、プロキシはキープアライブ接続を使用しませんが、システムによっては、キープアライブ機能を使用して、プロキシのパフォーマンスを向上させることができるものがあります。

Web 上での通常のクライアントサーバートランザクションでは、クライアントは、サーバーに対して複数の接続を行い、複数のドキュメントを要求することができます。たとえば、クライアントが複数のグラフィック画像のある Web ページを要求する場合、そのクライアントは、各グラフィックファイルに対して個別の要求を行う必要があります。接続の再確立には、時間がかかります。このため、キープアライブパケットが役立ちます。

ProcedureHTTP キープアライブを設定するには

  1. サーバーマネージャーにアクセスし、「Preferences」タブをクリックします。

  2. 「Configure HTTP Client」リンクをクリックします。

    「Configure HTTP Client」ページを表示します。

  3. ドロップダウンリストからリソースを選択します。

    プロキシサーバーでキープアライブを設定する HTTP または HTTPS リソースを選択するか、正規表現を指定します。

  4. HTTP クライアントが持続的接続を使用するかどうかについて、適切な「Keep Alive」オプションを選択して指定します。

  5. 「Keep Alive Timeout」フィールドに、持続的接続を開いたままにしておく最大の秒数を指定します。

    デフォルト値は 29 です。

  6. 適切な「Persistent Connection Reuse」オプションを選択することで、すべての種類の要求に対して、HTTP クライアントが既存の持続的接続を再利用できるようにするかどうかを指定します。

    デフォルト値はオフで、GET 以外の要求やボディーを含む要求に対しては、持続的接続を再利用できません。

  7. 「HTTP Version String」フィールドに、HTTP プロトコルバージョン文字列を指定します。

    プロトコルの相互運用について特定の問題が発生しないかぎり、このパラメータは指定しないでください。

  8. 「Proxy Agent Header」フィールドに、プロキシサーバーの製品名とバージョンを入力します。

  9. 「SSL Client Certificate Nickname」フィールドに、リモートサーバーに表示するクライアント証明書のニックネームを入力します。

  10. 適切な「SSL Server Certificate Validation」オプションを選択し、プロキシサーバーがリモートサーバーに表示された証明書を検証する必要があるかどうかを示します。

  11. [了解]をクリックします。

  12. 「Restart Required」をクリックします。

    「Apply Changes」ページが表示されます。

  13. 「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。