Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

UNIX および Windows プラットフォームへのログオン

この節では、ログファイルがどのように作成されるのかについて説明します。さらに、この節では、次の項目についても説明します。


注 –

Windows オペレーティング環境で使用されるイベントログメカニズムの詳細を参照するには、Windows のヘルプシステムの索引から「イベントログ」を参照してください。


デフォルトのエラーログ

UNIX と Windows のどちらのプラットフォームでも、管理サーバーからのログは、proxy-admserv/logs/ 管理ディレクトリに収集されます。サーバーインスタンスからのログは、proxy-server_name/logs/ ディレクトリに収集されます。

サーバー全体のデフォルトのログレベルを設定することができます。 stdoutstderr をサーバーのイベントログにリダイレクトし、ログをオペレーティングシステムのシステムログに出力するようにできます。さらに、stdout と stderr の内容をサーバーのイベントログに出力することもできます。デフォルトでは、ログメッセージは stderr と、指定のサーバーログファイルに送信されます。

syslog を利用したログ

一元的なログ記録が必要となる安定した運用環境では、syslog が適しています。診断とデバッグのためにログ出力が頻繁に必要となる環境では、サーバーインスタンス別のログのほうが管理が容易です。

サーバーインスタンスおよび管理サーバーのすべてのログデータが 1 つのファイルに記録される場合、内容を解釈したり、デバッグに利用することが難しくなります。syslog マスターログファイルは、円滑に稼動している配備済みアプリケーションだけで使用してください。

ログに記録されるメッセージには、Solaris デーモンアプリケーションからのその他のログも含まれています。

syslog ログファイルを syslogd およびシステムログデーモンと組み合わせて使用することで、syslog.conf ファイルを設定して次の処理を行うことができます。

syslog へのログ記録では、Proxy Server およびその他のデーモンアプリケーションからのログが同じファイルに収集されるため、Proxy Server に固有のメッセージと、特定のサーバーインスタンスのメッセージを区別するために、ログメッセージに次の情報が追加されます。

server.xml ファイルでは、管理サーバーとサーバーインスタンスの両方に対してLOG 要素を設定することができます。

UNIX オペレーティング環境で使用される syslog のロギングメカニズムの詳細を参照するには、端末のプロンプトで次の man コマンドを使用します。

man syslog
man syslogd
man syslog.conf