Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

プロキシ SNMP エージェントの使用 (UNIX)

ネイティブエージェントがすでに実行されていて、今後も Proxy Server のマスターエージェントとともに使用し続ける場合には、プロキシ SNMP エージェントを使用する必要があります。ここでの手順を始める前に、ネイティブのマスターエージェントを停止してください。詳細については、使用しているシステムのマニュアルを参照してください。


注 –

プロキシエージェントを使用するには、このエージェントをインストールして起動する必要があります。さらに、Proxy Server のマスターエージェントが実行されているポート番号以外のポート番号を使用して、ネイティブ SNMP エージェントを再起動する必要があります。


この節では、次の内容について説明します。

プロキシ SNMP エージェントのインストール

SNMP がシステムで稼動中で、ネイティブ SNMP デーモンの使用を継続する必要がある場合は、次の手順に従います。

Procedureプロキシ SNMP エージェントをインストールするには

  1. SNMP マスターエージェントをインストールします。

    「SNMP マスターエージェントのインストール」を参照してください。

  2. プロキシ SNMP エージェントをインストールして起動し、ネイティブ SNMP デーモンを再起動します。

    「プロキシ SNMP エージェントの使用 (UNIX)」を参照してください。

  3. SNMP マスターエージェントを起動します。

    「SNMP マスターエージェントの有効化と起動」を参照してください。

  4. サブエージェントを有効にします。

    「サブエージェントの有効化」を参照してください。

    SNMP プロキシエージェントをインストールするには、サーバーのルートディレクトリの plugins/snmp/sagt にある CONFIG ファイルを編集します。SNMP デーモンが待機するポートを追加します。また、このファイルには、プロキシ SNMP エージェントが転送する MIB ツリーおよびトラップも指定します。

    次に CONFIG ファイルの例を示します。


    AGENT AT PORT 1161 WITH COMMUNITY public
    SUBTREES       1.3.6.1.2.1.1, 
                   3.6.1.2.1.2,
                   1.3.6.1.2.1.3,
                   1.3.6.1.2.1.4,
                   1.3.6.1.2.1.5,
                   1.3.6.1.2.1.6,
                   1.3.6.1.2.1.7,
                   1.3.6.1.2.1.8
    FORWARD ALL TRAPS;

プロキシ SNMP エージェントの起動

プロキシ SNMP エージェントを起動するには、コマンドプロンプトで次のように入力します。

# sagt -c CONFIG&

ネイティブ SNMP デーモンの再起動

プロキシ SNMP エージェントを起動したあと、CONFIG ファイルで指定したポートでネイティブ SNMP デーモンを再起動します。ネイティブ SNMP デーモンを再起動するには、コマンドプロンプトで次のように入力します。

# snmpd -P port-number

port-numberCONFIG ファイルで指定したポート番号を示します。たとえば、Solaris プラットフォームで、前に示した CONFIG ファイル例のポート番号を使用する場合は、次のように入力します。

# snmpd -P 1161