Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

キャッシュサイズの設定

キャッシュサイズは、パーティションサイズを表します。キャッシュサイズは、常にキャッシュ容量より小さくする必要があります。キャッシュ容量はキャッシュを増加させることができる最大サイズであるためです。すべてのパーティションサイズの合計は、必ずキャッシュサイズ以下にする必要があります。

プロキシのキャッシュに利用できるディスク容量は、キャッシュのパフォーマンスに大きく影響します。キャッシュが小さすぎる場合、Cache GC がキャッシュされたドキュメントを削除してディスクに空き容量を作る頻度が増加し、ドキュメントがコンテンツサーバーから取得される頻度が高くなります。これらの動作によってパフォーマンスが低下します。

より多くのドキュメントをキャッシュでき、ネットワークトラフィックの負荷を減少させ、プロキシの応答時間を速くできるため、キャッシュサイズを大容量にすると効率が向上します。また、キャッシュされたドキュメントは、ユーザー側で不要になれば GC によって削除されます。ファイルシステムの制限をなくすことにより、キャッシュサイズが大きくなり過ぎることはなくなります。余分な容量は未使用領域として残るだけです。

またキャッシュは複数のディスクパーティションに分割できます。