ほとんどのクライアントは PAT ファイル形式を認識しないため、クライアントからプロキシへのルーティングを使用するクライアントはプロキシ自動設定 (PAC) メカニズムを使用して、どのプロキシを経由するかについての情報を受け取ります。ただし、標準の PAC ファイルを使用する代わりに、クライアントは PAT ファイルから生成された特別な PAC ファイルを使用します。この特別な PAC ファイルは、ハッシュアルゴリズムを計算して、要求された URL に最適な経路を決定します。
PAC ファイルは PAT ファイルから手動で、または自動的に生成できます。プロキシ配列の特定のメンバーから手動で PAC ファイルを生成する場合、そのメンバーは PAT ファイルの現在の情報に基づいてただちに PAC ファイルを再生成します。プロキシ配列メンバーにPAC ファイルの自動生成を設定する場合、PAT ファイルが変更されたことを検出するたびに、メンバーは自動的にファイルを再生成します。
プロキシサーバーのプロキシ配列機能を使用していない場合、「Create/Edit Autoconfiguration File」ページを使用して PAC ファイルを生成します。詳細については、第 17 章クライアント自動設定ファイルの使用を参照してください。
PAC ファイルは、マスタープロキシからのみ生成できます。
マスタープロキシのサーバーマネージャーにアクセスし、「Caching」タブをクリックします。
「Configure Proxy Array」リンクをクリックします。
「Configure Proxy Array」ページが表示されます。
「Generate PAC」ボタンをクリックします。
「PAC Generation」ページが表示されます。
PAC ファイルでカスタムロジックを使用する場合、「Custom logic file」フィールドに、PAC ファイルの生成時に組み込むカスタムロジックを含むファイル名を入力します。
このロジックは、FindProxyForURL 関数のプロキシ配列の選択ロジックの前に挿入されます。この関数は、通常はプロキシ配列を経由する必要のないローカル要求で使用されます。
プロキシ配列メンバーの設定時に、すでにカスタムロジックファイルを指定している場合、このフィールドにはその情報が表示されます。ここでカスタムロジックファイルの名前を編集できます。
「Default Route」フィールドに、配列内のプロキシが利用できないときにクライアントが利用する経路を入力します。
プロキシ配列メンバーの設定時に、すでにデフォルト経路を指定している場合、このフィールドにはその情報が表示されます。ここでデフォルト経路を編集できます。
[了解]をクリックします。
「Restart Required」をクリックします。
「Apply Changes」ページが表示されます。
「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。
サーバーマネージャーにアクセスし、「Caching」タブをクリックします。
「Configure Proxy Array Member」リンクをクリックします。
「Configure Proxy Array Member」ページが表示されます。
「Auto-generate PAC File」チェックボックスを選択します。
PAC ファイルでカスタムロジックを使用する場合、「Custom Logic File」フィールドに、PAC ファイルの生成時に組み込むカスタムロジックを含むファイル名を入力します。
このロジックは、FindProxyForURL 関数のプロキシ配列の選択ロジックの前に挿入されます。
プロキシ配列の設定時に、すでにカスタムロジックファイルを指定し、保存している場合、このフィールドにはその情報が表示されます。ここでカスタムロジックファイルの名前を編集できます。
「Default Route」フィールドに、配列内のプロキシが利用できないときにクライアントが利用する経路を入力します。
プロキシ配列の設定時に、すでにデフォルト経路を指定し、保存している場合、このフィールドにはその情報が表示されます。デフォルト経路を編集できます。
[了解]をクリックします。
「Restart Required」をクリックします。
「Apply Changes」ページが表示されます。
「Restart Proxy Server」ボタンをクリックして、変更を適用します。