Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド

はじめに

このマニュアルでは、従来、Sun ONETM Web Proxy Server および iPlanetTM Web Proxy Server と呼ばれていた、Sun Java TM System Web Proxy Server 4 ( 以降、Sun Java System Web Proxy Server または単に Proxy Server と呼ぶ) の設定および管理の方法について説明します。

対象読者

このマニュアルは、運用環境の IT 管理者を対象にしています。このマニュアルでは、次の分野の知識があることを前提としています。

このマニュアルをお読みになる前に

Sun Java System Web Proxy Server は単体でも、Sun Java Enterprise System のコンポーネントとしてもご購入頂けます。Sun Java Enterprise System は、ネットワークまたはインターネット環境へのエンタープライズアプリケーションの分散をサポートするソフトウェアインフラストラクチャです。Sun Java System Web Proxy Server を Java Enterprise System のコンポーネントとして購入した場合は、http://docs.sun.com/coll/1286.2 にあるシステムマニュアルもよくお読みください。

内容の紹介

このマニュアルは、いくつかの部に分かれており、それぞれの部で特定の領域やタスクについて説明します。次の表は、マニュアルの各部とその内容を示しています。

表 P–1 マニュアルの構成

構成要素 

説明 

第 1 部サーバーの基本

Proxy Server とその管理の概要について説明します。 

第 2 部管理サーバーの使用

管理サーバーの詳細設定、ユーザーとグループの管理、Proxy Server のセキュリティー保護、およびサーバー間で設定を共有するクラスタの使用の詳細について説明します。 

第 3 部 Proxy Server の設定と監視

サーバーの詳細設定、アクセス制御の設定、およびサーバーアクティビティーの監視の詳細について説明します。 

第 4 部 Proxy Server の管理

Proxy Server が要求を処理する方法に関連する概念とタスクの詳細について説明します。 

第 5 部付録

アクセス制御リスト (Access Control List、ACL) ファイルの構文と、サーバーパフォーマンスの調整について説明します。 

Proxy Server のマニュアルセット

マニュアルセットには、Proxy Server に関連のある Sun のドキュメントを記載しています。Proxy Server ドキュメントの URL は、http://docs.sun.com/coll/1311.8 です。Proxy Server の概要を理解するため、次の表に紹介されているマニュアルを、記載されている順番に参照してください。

表 P–2 Sun Java System Web Proxy Server のドキュメント

マニュアルタイトル 

内容 

『Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 リリースノート』

Proxy Server リリース

  • ソフトウェアとマニュアルの最新情報

  • 新機能

  • サポートされるプラットフォームと環境

  • システム要件

  • 既知の問題と回避策

『Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 Installation and Migration Guide 』

以下のインストールおよび移行作業の実行 

  • Sun Java System Web Proxy Server のインストール

  • バージョン 3.6 からバージョン 4 への移行

『Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 管理ガイド』

管理および管理タスクの実行 

  • 管理インタフェースおよびコマンド行インタフェースの使用

  • サーバー環境の設定

  • ユーザーとグループの管理

  • サーバーアクティビティーの監視およびログ

  • サーバー保護のための証明書および公開鍵暗号の使用

  • サーバーアクセスの制御

  • URL のプロキシとルーティング

  • キャッシュ

  • コンテンツのフィルタリング

  • 逆プロキシの使用

  • SOCKS の使用

『Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 Configuration File Reference 』

設定ファイルの編集 

『Sun Java System Web Proxy Server 4.0.8 NSAPI Developer’s Guide 』

カスタム NSAPI (Netscape Server Application Programming Interface) プラグインの作成

関連マニュアル

Sun Java Enterprise System (Java ES) とそのコンポーネントに関するすべてのドキュメントの URL は、http://docs.sun.com/prod/entsys.5 です。

デフォルトのパスとファイル名

次の表は、このマニュアルで使用するデフォルトのパスやファイル名について説明したものです。

表 P–3 デフォルトのパスとファイル名

プレースホルダ 

説明 

デフォルト値 

install-dir

Sun Java System Web Proxy Server のベースインストールディレクトリを示します。 

Solaris と Linux のインストール先: /opt/sun/proxyserver40 

Windows のインストール先: \Sun\ProxyServer40 

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

表 P–4 表記上の規則

字体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

machine_name% you have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 

machine_name% su

Password:

aabbcc123

変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 

ファイルを削除するには、rm filename と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『コードマネージャー・ユーザーズガイド』を参照してください。 

「 」 

参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 

第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 

 


sun% grep `^#define \

  XV_VERSION_STRING'

コード例は次のように表示されます。

[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。

| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。

キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。

ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-DControl キーを押したまま D キーを押すことを意味します。

マニュアル、サポート、およびトレーニング

Sun の Web サイトは次の追加リソースについての情報を提供します。

Sun 製品マニュアルの検索

Sun 製品資料の検索には docs.sun.comSM Web サイトからだけでなく検索エンジンも使用することができ、その場合は検索フィールドに次の構文を入力します。


検索語 site:docs.sun.com

たとえば、「broker」を検索するには、次のように入力します。


broker site:docs.sun.com

検索に java.sun.com, www.sun.comdevelopers.sun.com などほかの Sun Web サイトも含めるには、「docs.sun.com」の代わりに「sun.com」を検索フィールドに入力します。

他社の Web サイト

このマニュアルでは、他社が提供している URL で関連する追加情報を参照します。


注 –

このマニュアル内で引用する第三者の Web サイトの可用性について Sun は責任を負いません。こうしたサイトや資源上またはこれらを通じて利用できるコンテンツ、広告、製品、その他の素材について Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。こうしたサイトや資源上で、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生した (あるいは発生したと主張される) いかなる損害や損失についても、Sun は一切の責任を負いません。


コメントの送付先

弊社では、マニュアルの品質向上のために、お客様からのコメントおよび提案をお待ちしております。コメントをお送りいただく際は、http://docs.sun.com の URL にアクセスして「コメントの送信」をクリックしてください。オンラインフォームでは、マニュアルのタイトルと Part No. をご記入ください。Part No. は表紙またはドキュメントの URL にある 7 けたもしくは 9 けたの数字です。このマニュアルの Part No. は 820–6315 です。